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J-GLOBAL ID:201902251899962239   整理番号:19A1328294

福島第一原子力発電所事故後の日本の果樹園における137Csの垂直移動

Vertical Migration of 137Cs in Japanese Orchards after the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant Accident
著者 (10件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 150-163(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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2011年以降の6年間にわたり,5つの草生法の果樹園で異なる土壌テクスチャを持つ土壌中の垂直137Cs分布を調べた。137Csフォールアウトは福島第一原子力発電所事故により放出され,土壌への長期の137Cs下方移動を確認した。各果樹園において,土壌コアを30cmの深さで集め,3~9cmの間隔に細分した。3cm内表土の137Csは,2011年の堆積後の最初の7か月の間の84~94%から2017年の41~75%まで減少した。2012年以降は,土壌中の垂直137Csプロファイルは,6~9cmの深さでの勾配変化を伴う急速及び緩和な成分から成る二成分負指数モデルによって説明された。そ果樹園の間で平均137Cs移動距離(Md)の値に有意差を示すのに堆積後4年を要した。事故の6年後の果樹園における137Cs移動の速度は,Mdに基づいて0.44~0.97cm/年であった。Mdの間の表土の3cmにおけるMdと微細砂含有量の,土壌の上部3cmにおけるそれに対して3~6cmの深さでの総炭素含有量(TC)の比率の間に有意な正の相関があった。さらに,3~6cm深さにおける137Csに対する交換可能137Cs(ex-137Cs)の割合は,2013年に採取した土壌の深さ0~3cmのTCに対する3~6cm深さのTC比に比例して有意に増加した。これらの知見は,137Csの移動型の1つがTCと結合したex-137Csであり,微砂含有量とTCが,草生法により蓄積された有機物を含む果樹園の3cm表土における137Csの下方移動に影響することを示す。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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土壌汚染  ,  環境の汚染及び防止 
引用文献 (52件):
タイトルに関連する用語 (5件):
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