抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ビルディングブロック型計算システムは,小規模なチップを誘導結合ワイヤレスチップ間接続TCI(Thru-Chip Interface)により接続することで,様々なシステムを構築できる。2013年度~2017年度に実施された科学研究費基盤研究S「ビルディングブロック型計算システムの研究」では,TCIのIPを様々なチップに組込むことで,様々にチップを組み合わせることで必要な性能と機能を持つシステムを実現することを目標とした。本稿では,このプロジェクトで開発したチップおよびTCI部の実チップ評価を示す。ホストプロセッサGeyserTTと畳み込みニューラルネットワークアクセラレータSNACCは目標動作周波数の50MHzで動作し,電力消費は,約35mW,4.8mWで十分小かった。共有メモリチップSMTTは最大130MHzで動作し,50MHz動作時の電力は2.5mWであった。一方,TCI部の最大動作周波数は10MHzで,電源電圧を上げる必要上,必要電力はチャネル当たり38.9mWとなり,システムの大部分を占めることがわかった。(著者抄録)