抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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氷温技術においては生鮮品や生体を凍結させず氷結点に近い低温に保つことが必要である。しかし,高精度に温度制御が可能な氷温庫内においても使用する環境や設定温度,貯蔵物の量によって低温異常が発生し,貯蔵物の一部が凍結することがあり,貯蔵物の凍結を検出する装置が必要である。水と氷の音波の伝搬特性の違いから貯蔵物内部を伝搬する音波伝搬強度の変化を測定することにより貯蔵物の凍結を検出できることを示した。しかし,果物等は形状が不定であり音波を長時間一定強度で伝搬させにくい問題点がある。本研究では,氷温貯蔵などにおいて不安定な形状の果物等の内部の凍結を検出するため,一定強度の音波を伝搬させる音波照射台と音波強度測定システムを提案し,20世紀梨の氷温貯蔵時および凍結時の音波伝搬特性を測定したので結果を報告する。(著者抄録)