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J-GLOBAL ID:201902254374440328   整理番号:19A0294393

中性ジシアノビスビピリンジンルテニウム(II)錯体の光学分割と光ラセミ化の研究

A study on optical resolution and photoracemization of neutral dicyanobisbipyridineruthenium(II) complexes.
著者 (1件):
資料名:
巻: 61  号:ページ: 14-19  発行年: 2019年01月15日 
JST資料番号: L1132A  ISSN: 0916-3492  CODEN: JREPEH  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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キラルカラムを用いたHPLCによる,中性および極性錯体cis-Ru(dbb)2(CN)2(dbb=4,4′-ジメチル-2,2′-ビピリジン)とその関連錯体の光学分割を示す。分割したエナンチオマはπ-π*およびMLCT遷移に対するCDスペクトルにおいてCotton効果を示し,これは[Ru(bpy)3]2+エナンチオマに対して確立された経験則と一致する。単結晶X線結晶学によって,Δ-cis-Ru(dbb)2(CN)2の絶対配置を決定する。Λ-cis-Ru(dbb)2(CN)2の光ラセミ化反応を検出し,これに起因してCD強度の単調減少と紫外可視スペクトルの無変化が起きる。経時的なCD強度の変化によって決定したラセミ化速度は,励起波長,溶媒,酸素濃度,および温度に依存する。励起波長に応じたラセミ化量子収率から評価したラセミ化の作用スペクトルは,紫外可視吸収スペクトルとよく一致する。ルミネセンス寿命,3MLCTと3d-d*状態とのエネルギーギャップ,3d-d*状態からの失活速度の関数として,ラセミ化速度と量子収率をそれぞれ式で記述する。また,ラセミ化の反応機構を提示するが,その中で5配位中間体は熱活性化による3d-d*状態を介して生成する。DFT計算により,中間体の構造は,dbbと2つのCN配位子でできた底面をもつ四角錐型であると推定する。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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白金族元素の錯体  ,  光化学反応  ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造 
物質索引 (3件):
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