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J-GLOBAL ID：201902254388602869   整理番号：19A1691996

広域沿岸土砂動態評価のための海底境界層モデルの開発

DEVELOPMENT OF SEA-BOTTOM SUBMARINE BOUNDARY LAYER MODEL FOR WIDE COASTAL AREA AND SAND DYNAMICS EVALUATION

著者 (6件)： 佐藤勝弘 (株式会社アルファ水工コンサルタンツ) ,  八木宏 (防衛大学校 システム工学群建設環境工学科) ,  中山哲嚴 (株式会社アルファ水工コンサルタンツ) ,  杉松宏一 (国立研究開発法人水産研究・教育機構 水産工学研究所) ,  青木一弘 (国立研究開発法人水産研究・教育機構 中央水産研究所) ,  小口哲史 (株式会社アルファ水工コンサルタンツ)
資料名： 土木学会論文集 B1(水工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B1 (Hydraulic Engineering) (Web))
巻： 74  号： 4  ページ： I_463-I_468(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U0103B  ISSN： 2185-467X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 汎用型海洋モデルをベースとした懸濁態輸送モデルでは,水深の増加とともに海底付近の鉛直空間解像度が低下し,幅広い水深帯に渡って海底近傍の懸濁物動態を精度良く評価することに課題があった.そこで本研究では,計算座標系(σ座標系等)の最下層に鉛直分布モデルを適用することで,水深変化によらずに海底近傍の懸濁物濃度を正確に評価可能な境界層モデルを構築した.本モデルを単純な非平衡浮遊砂輸送問題や実海域に適用し,通常の差分法では過大評価する底面近傍の底質濃度,濃度フラックスを本モデルが適切に評価することを確認した.(著者抄録)

シソーラス用語： *沿岸 ,  *漂砂 ,  評価 ,  *モデル ,  開発 ,  海洋モデル ,  海底 ,  座標系 ,  *鉛直分布 ,  *濃度 ,  フラックス【流束】 ,  *海底境界層 ,  *輸送モデル
準シソーラス用語： *土砂動態 ,  *懸濁物 ,  *解像度 ,  低下 ,  懸濁

著者キーワード (3件)： suspended sediment transport ,  sea-bottom boundary layer model ,  numerical model

分類 (3件)： 沿岸海洋物理学  (DC06060N) ,  海水の物理的性質  (DC06020V) ,  海洋物理学一般  (DC06010K)

引用文献 (7件)：

• 1) 東博紀, 森野悠, 大原利眞 : 福島第一原子力発電所事故で放出された放射性セシウム137の海洋拡散・海底堆積の再現シミュレーション, 土木学会論文集B2(海岸工学), Vol. 70, pp. I_1121-I_1125, 2014.
• 2) 山西琢文・内山雄介・津旨大輔・三角和弘(2015):福島沿岸域における浅海域・河川由来懸濁態放射性核種の海洋分散,2015年度日本海洋学会秋季大会・講演要旨集.
• 3) 田村仁・灘岡和夫(2001):準3次元非平衡浮遊砂輸送モデルの開発に基づく港口部での底質浮遊と輸送に関する研究,海岸工学論文集,第48巻,pp,526-530.
• 4) Milton Abramowitz and Irene A. Stegun, eds.(1972) : Handbook of Mathematical Functions with Formulas, Graphs, and Mathematical Tables. New York: Dover, chapter. 5, .
• 5) Zhou, J., Lin, B., & Lin, B. (2003). Rational basis for suspended sediment modeling. International Journal of Sediment Research, 18(3), 177-195.

タイトルに関連する用語 (7件)： 広域 ,  沿岸 ,  土砂動態 ,  評価 ,  海底境界層 ,  モデル ,  開発