抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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・ヨーロッパにおける長久保赤水の日本図への注目,さらには利用を追跡し,ヨーロッパにおける日本図の変遷に関する従来の理解を再検討。
・長久保赤水(1717-1801年)の日本図は,1779年に刊行後,石川流宜の日本図に代わって国内に広く普及。
・ヨーロッパの「改正日本輿地路程全図」の論評ならびにその翻訳複製について年代を追って記述。
・同図の系譜を引く日本図が広く普及するきっかけを作ったクルーゼンシュテルンの「日本帝国図」の作成過程を紹介。
・さらにこの「日本帝国図」を元図とする日本図がでどのように作製されていったかについて言及。
・長崎の出島でのディツィングの収集資料に加えて,別ルートでロシアにもたらされた長久保赤水の日本図とそれを利用した地図作製を検討。
・「改正日本輿地路程全図」がヨーロッパでどのように受け取られ,その利用のためにどのような努力がおこなわれたかを検討。
・改正日本輿地路程全図」を元図とするクルーゼンシュテルンの「日本帝国図」はヨーロッパにおける近世的な日本図から近代的な日本図への転換点を作ったことが判明。