2017年度防災科研クライシスレスポンスサイト(NIED-CRS)の構築と運用

佐野浩彬; 佐藤良太; 吉森和城; 鈴木比奈子; 花島誠人; 奈倉登; 半田信之; 池田真幸; 田口仁; YI Tai-Young; 臼田裕一郎

文献

J-GLOBAL ID：201902254569911147 整理番号：19A1366364

2017年度防災科研クライシスレスポンスサイト(NIED-CRS)の構築と運用

Construction and Investment of NIED-Crisis Response Site in 2017

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資料名：
号： 422 ページ： 60P 発行年： 2018年12月25日
JST資料番号： S0552A ISSN： 0917-057X 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：短報発行国：日本 (JPN) 言語：日本語 (JA)

防災科学技術研究所では第4期中長期計画において,基盤的研究開発センターの1つとして,「総合防災情報センター」を設置した.総合防災情報センターは,防災科研が「防災科学技術研究におけるイノベーションの中核的機関」として,「防災科研の研究成果のみならず,国内外の防災科学技術に関する研究や,様々な自然災害に関する資料を収集・整理して,データベース化を進め,ウェブ等を通じて研究者,防災の専門家,一般市民等へ効果的に提供する」役割を担うセンターとして位置づけられている.防災科研クライシスレスポンスサイト(NIED-Crisis Response Site:以下,NIED-CRSと呼称)はその取り組みの1つとして,発災直後に各機関,各所で発信される災害情報を集約・整理しWebサイトとして一般向けおよび災害対応機関向けに構築・開設・発信し,災害対応支援に資するため,構築・公開しているものである.本報告では,2017(平成29)年度に構築・公開した風水害5つ,火山災害3つの計8つのNIED-CRSについて,その取り組みを述べた.現行のNIED-CRSは“情報集約リンク集”や“災害対応支援地図”から構成されており,テキスト情報と空間情報を用いて当該災害に関する情報を集約・整理・発信している.また,新しい取り組みとして各種情報をストーリー形式で提供する第2期CRSも実施している.本報告では,今年度のNIED-CRSの構築および運用を踏まえて,情報集約リンク集における第1報のテンプレート,災害対応支援地図における空間情報データセットを検討した.こうした検討を踏まえながら,NIED-CRSにおける情報集約・発信のあり方について検討を重ねていく次第である.(著者抄録)

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自然災害

引用文献 (33件)：

臼田裕一郎(2018):平成29年7月九州北部豪雨に対する防災科研の災害対応の目的.防災科学技術研究所主要災害調査報告第52号, http://dil-opac.bosai.go.jp/publication/nied_natural_ disaster/pdf/52/52-04.pdf(2018.9.17参照) .
Usuda, Y., Hanashima, M., Sato, R. and Sano, H. (2017): Effects and Issues of Information Sharing System for Disaster Response. Journal of Disaster Research. 12(5),1002-1014.
防災科学技術研究所自然災害情報室(2018): 官然災害情報室の研究成果自然災害に関する様々な資料をアーカイブし,災害状況を復元する.http://dil.bosai.go.jp/(2018.1.26参照).
防災科学技術研究所(2009):eコミュニティ・プラットフォーム.http://ecom-plat.jp/(2018.1.26参照)
気象庁(2017a):梅雨前線及び台風第33号による大雨と暴風平成29(2017)年6月30日~7月10日(速報).http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/bosai/report/2017/20170711/20170711.html(2018.1.11参照).

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