文献
J-GLOBAL ID:201902254954902052   整理番号:19A2513185

食料品充足率を加味したアクセス測定指標による食品摂取多様性の分析-高齢者の健康的な食生活維持に対する阻害要因のマルチレベル分析-

Analysis with Access Indicators Encompassing Food Availability: A Multilevel Analysis of Factors that Prevent the Elderly from Maintaining a Healthy Diet
著者 (7件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 21-34  発行年: 2019年09月30日 
JST資料番号: L4386A  ISSN: 1341-0296  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究の目的は,店舗における食料品充足率を考慮した改良版食料品アクセス指標を用いて,高齢者の健康な食生活維持を阻害する要因を実証的に分析することである。研究対象地域は北関東のA市である。研究における従属変数は食品摂取多様性得点であり,食生活の悪化によって引き起こされた健康への悪影響リスクの尺度である。個人レベル因子と集団レベル因子を独立して分析できるようマルチレベル分析を用いた。個人レベル因子については,分析の結果は,食料品アクセスが低下,社会資本が低下,又は共に低下したエリアでは,フードデザート(FDs)問題が存在することを示唆しており,これは,FDs研究グループの以前の知見を支持する。集団レベル因子の間で,500mの近い距離内の店舗の存在が高齢者の食生活に最も強く影響した。しかし,ほぼ100%の食料品充足率を有するスーパーマーケットが約400m又はそれ以上離れている場合,食品摂取多様性得点を低から高にするための条件は満たされなかった。対照的に,ショッピング範囲を2kmと仮定してデータを分析した場合,約1.3km以内のスーパーマーケットとして完全に充足した店舗の利用可能性は,食品摂取多様性得点を低から高に上げるための条件を満たした。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
食品一般 
引用文献 (16件):
  • [1]杉田聡『買い物難民-もうひとつの高齢者問題』大月書店、2008。
  • [2]岩間信之編『改訂新版 フードデザート問題-無縁社会が生む食の砂漠』農林統計協会、2013。
  • [3]大橋めぐみ・高橋克也・菊島良介・山口美輪・薬師寺哲郎「高齢女性の食料品アクセスが食生活と健康におよぼす影響の分析-地方都市中心市街地における食品スーパー開店後の住民調査より」『フードシステム研究』第24巻2号、2017、pp.61-71。
  • [4]岩間信之編『都市のフードデザート問題-ソーシャル・キャピタルの低下が招く街なかの「食の砂漠」』農林統計協会、2017。
  • [5]熊谷修『介護されたくないなら粗食はやめなさい-ピンピンコロリの栄養学』講談社、2011。
もっと見る

前のページに戻る