文献
J-GLOBAL ID:201902255379659557   整理番号:19A1392906

実験的自己免疫性脳脊髄炎のマウスモデルにおける脊髄星状細胞における脂肪酸結合蛋白質7の役割【JST・京大機械翻訳】

The role of fatty acid binding protein 7 in spinal cord astrocytes in a mouse model of experimental autoimmune encephalomyelitis
著者 (14件):
資料名:
巻: 409  ページ: 120-129  発行年: 2019年 
JST資料番号: T0919A  ISSN: 0306-4522  CODEN: NRSCDN  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
脂肪酸結合蛋白質7(FABP7)は,発生中および成熟した中枢神経系の星状細胞で発現し,細胞内脂肪酸ホメオスタシスを制御することにより星状細胞機能を調節する。脊髄における星状細胞は,ミエリン変性と再生の過程において重要な役割を持つ。本研究では,多発性硬化症(MS)の確立されたモデルである実験的自己免疫性脳脊髄炎(EAE)のマウスモデルにおける星状細胞におけるFABP7の役割を調べた。FABP7は白質星状細胞で発現し,EAE開始後に増加した。特に強い発現が脱髄領域で観察された。FABP7ノックアウト(KO)マウスにおいて,EAE症状の発症は野生型(WT)マウスより早く起こり,炎症性サイトカイン(IL-17とTNF-α)のmRNA発現レベルは,EAEの初期段階でWT腰部脊髄よりFABP7-KO腰部脊髄で高かった。興味深いことに,臨床スコアはEAEの後期相においてWTマウスと比較してFABP7-KOマウスにおいて有意に減少した。さらに,主に星状細胞により産生され,オリゴデンドロサイトの再ミエリン化を阻害する細胞外マトリックス蛋白質であるフィブロネクチンの発現を示す領域は,WTマウスと比較してFABP7-KOにおいて有意に減少した。まとめると,星状細胞におけるFABP7は,EAEの初期相におけるCNSにおける脱髄を誘導する炎症の誘導から保護する役割を持つ可能性がある。さらに,FABP7はEAEの後期相における星状細胞活性化の修飾によるフィブロネクチン産生の調節に関与している可能性がある。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
中枢神経系  ,  神経の基礎医学 

前のページに戻る