文献

J-GLOBAL ID：201902256261429642   整理番号：19A1419071

高速走査熱量測定により調べたポリエチレン結晶の融解動力学の高速制限挙動【JST・京大機械翻訳】

Fast limiting behavior of the melting kinetics of polyethylene crystals examined by fast-scan calorimetry

著者 (3件)： Toda Akihiko (Graduate School of Integrated Arts and Sciences, Hiroshima University, Higashi-Hiroshima, 739-8521, Japan) ,  Taguchi Ken (Graduate School of Integrated Arts and Sciences, Hiroshima University, Higashi-Hiroshima, 739-8521, Japan) ,  Nozaki Koji (Graduate School of Sciences and Technology for Innovation, Yamaguchi University, Yamaguchi, 753-8512, Japan)
資料名： Thermochimica Acta  (Thermochimica Acta)
巻： 677  ページ： 211-216  発行年： 2019年 
JST資料番号： E0350C  ISSN： 0040-6031  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 加熱によるポリエチレン(PE)結晶の融解挙動を,高速走査チップ-センサ熱量測定による加熱速度β依存性の観点から調べた。PE結晶を,結晶化温度T_cと等温保持時間Δtの広い範囲の下で,一次結晶化の完了時間より短いΔtを含めて調製した。過熱ΔTの程度と熱遅れの影響の注意深い検討によって決定された速度係数による融解速度論のモデリングに基づいて,詳細な解析は結晶安定性に依存する融解速度論の系統的変化を確認した;すなわち,短いΔtをもつ低いTcで形成されたより安定でない結晶は,融解のためのより低い速度論的障壁を経験した。これらのより安定でないPE結晶の融解ピークは線形β依存性を示し,モデリングにおけるΔT依存融解速度から予測したβ依存性の許容限界を超えた。融解挙動は,融解の標準物質であるインジウムのそれに近づき,それらのより安定でないPE結晶の融解は,かなりの過熱なしでほぼ瞬間的であり,高速走査熱量測定を利用することにより,その確認は実現することを示唆した。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 線形性 ,  *熱量測定 ,  センサ ,  インジウム ,  *走査 ,  モデリング ,  *ポリエチレン ,  *高速度 ,  *結晶 ,  速度論 ,  結晶化 ,  過熱 ,  保持時間 ,  加熱速度 ,  融解挙動

著者キーワード (5件)： 高速走査熱量測定 ,  高分子 ,  ポリエチレン ,  融解 ,  動力学

分類 (2件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M) ,  化合物の化学熱力学(純物質)  (CB02023O)

タイトルに関連する用語 (7件)： 熱量測定 ,  ポリエチレン ,  結晶 ,  融解 ,  動力学 ,  制限 ,  挙動