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J-GLOBAL ID:201902257535218903   整理番号:19A0626881

腫瘍細胞または腫瘍微小環境におけるIDO1/TDO2-AHR経路の発現はMerkel細胞癌におけるMerkel細胞ポリオーマウイルス状態および予後と関連する【JST・京大機械翻訳】

Expression of the IDO1/TDO2-AhR pathway in tumor cells or the tumor microenvironment is associated with Merkel cell polyomavirus status and prognosis in Merkel cell carcinoma
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巻: 84  ページ: 52-61  発行年: 2019年 
JST資料番号: E0614C  ISSN: 0046-8177  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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メルケル細胞癌(MCC)は,Merkel細胞ポリオーマウイルス(MCPyV)に関連する症例の約80%を伴うまれで,攻撃的な神経内分泌皮膚癌である。インドールアミン2,3-ジオキシゲナーゼ1(IDO1)とトリプトファン2,3-ジオキシゲナーゼ2(TDO2)はトリプトファンからキヌレニン代謝経路の重要な律速酵素である。細胞内転写因子であるアリール炭化水素受容体(AhR)により,それらはいくつかの癌における免疫監視過程を回避する役割を果たしている。MCCにおけるMCPyV状態と予後に関連するIDO1/TDO2/AhR発現を調査した。サンプルは,24のMCPyV陽性MCC,12のMCPyV陰性MCC,および7つのMCPyV陰性の純粋なMCCを含んだ。それらをIDO1,TDO2およびAhR抗体で免疫組織化学的に染色し,分析した。MCC腫瘍細胞におけるより高いIDO1発現は,MCPyV陽性MCC(P<0.001)よりMCPyV陰性において見つかった。MCPyV陰性MCCにおける腫瘍微小環境(TME)は,MCPyV陽性MCCより高いTDO2を発現した(P<0.001)。Kaplan-Meierおよびログランク検定は,腫瘍細胞におけるより低いIDO1発現およびTMEにおけるより低いTDO2およびAhR発現を伴うMCCが,そうでないよりも良好な全体生存を有することを示した(それぞれP=0.043,0.008および0.035)。TMEにおける低いTDO2発現も,より長い疾患特異的生存と関連した(P=0.016)。これはIDO1,TDO2およびAhRが腫瘍細胞またはTMEにおいて異なって発現し,MCC生物学に影響を及ぼす可能性があるMCPyV陽性およびMCPyV陰性MCCの間の腫瘍形成において異なる役割を果たすことを示唆する。IDO1/TDO2/AhR発現を評価することは,IDO1/TDO2-AhR経路を標的とする免疫療法のためにMCCを有する最も可能性のある患者を選択するために重要である。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
抗腫よう薬の基礎研究 

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