抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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Al富裕自己フラックスを有する溶液からのYCrB
4-型(斜方晶空間群Pbam)化合物をアーク融解法によって合成した。RE:Al:Bの開始原子比を1:10:3に設定した。RE=Er(エルビウム)およびHo(ホルミウム)の場合,AlフラックスをFe10at.%とCr5at.%で置換した時,YCrB
4-型化合物を成功裏に得ており,FeとCr量が減少する時,RE四ホウ化物REB
4あるいはホルミウム12ホウ化物HoB
12結晶が主に混在した。単相で得られたYCrB
4-型化合物のRE(Al
1-x-yFe
xCr
y)B
4(RE=Ho,Er)の格子定数および化学分析は,それぞれ,Er(Al
1-x-yFe
xCr
y)B
4について;a=0.5917(1)nm,b=1.1442(2)nm,c=0.3443(1)nm,Er(Al
0.29Fe
0.18Cr
0.62)B
3.8,およびHoについて;a=0.5931(3)nm,b=1.1451(5)nm,c=0.3506(4)nm,Ho(Al
0.25Fe
0.15Cr
0.61)B
4.6であった。YCrB
4型化合物中のFeあるいはCrの固溶体を考察した。結合比Er(Al
1-x-y)Fe
xCr
y)B
4の粉末サンプルの磁化率を300Kから1.8Kまでの温度範囲においてSQUID磁力計を用いて測定した。反強磁性遷移をEr(Al
1-x-yFe
xCr
y)B
4についてT
N=6.5(磁場:5kOe)あるいはT
N=5.8K(磁場:10kOe)をそれぞれ観察した。(翻訳著者抄録)