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J-GLOBAL ID：201902258487865313   整理番号：19A1695824

中国地方における発電需要増加前後の木質チップ需給実態

Supply and Demand Situation of Wood-chips before and after the Increase in Power-plant Demand in the Chugoku Region

著者 (4件)： 大津裕貴 (鳥取大学大学院連合農学研究科) ,  米康充 (島根大学生物資源科学部) ,  高橋絵里奈 (島根大学生物資源科学部) ,  小池浩一郎 (島根大学生物資源科学部)
資料名： 林業経済研究(Web)  (Journal of Forest Economics (Web))
巻： 63  号： 2  ページ： 23-31(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1628A  ISSN： 2424-2454  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2020年までに木材自給率50%を達成するとする目標が森林・林業再生プランに掲げられている。ここで期待されているのは,火力発電所のような木質燃料の大規模需要による木材消費量増加である。そこで,木質燃料を供給するチップ生産会社を対象に,中国地方における燃料用チップ需要増加前後のチップ需給実態を調査した。パルプ用チップと燃料用チップ規格は各工場で異なり,チップ生産会社は製品の品質管理のため新しい工程を追加する必要が生じた。また, 2015年に急増した燃料用チップ需要は広葉樹丸太の増産につながった。この他,チップの取引制度等の検討から,広葉樹を対象としパルプ用チップ生産を主にしながら低質部分を燃料用に利用するような,新たな木材伐採を行う可能性が示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *木材 ,  *木材チップ ,  *火力発電 ,  森林 ,  林業 ,  企業 ,  実態調査 ,  パルプ材 ,  品質管理 ,  広葉樹 ,  伐木
準シソーラス用語： 火力発電所 ,  丸太 ,  自給率 ,  需給 ,  消費量

著者キーワード (10件)： 含水率管理 ,  広葉樹資源 ,  燃料用チップ ,  パルプ原料用チップ ,  木質バイオエネルギー ,  control of moisture content ,  hardwood ,  fuel chip ,  pulp chip ,  woody bioenergy

分類 (2件)： 木質材料の製造・加工一般  (FF05031B) ,  火力発電  (NB03040D)

引用文献 (17件)：

• 樋 谷雅「木材チップ供給の実際と課題,改善策」『NJ素流協News』No.99,2013年,3~4頁
• 伊藤勝久「後発林業地域における森林資源利用の課題」北川泉編著『森林・林業と中山間地域問題』日本林業調査会,1995年,228~244頁
• 伊藤幸男,小成寛子「1990年代におけるチップ生産構造の再編-岩手県の広葉樹チップ生産を事例に-」『林業経済研究』Vol.50(3),2004年,27~37頁
• 熊崎 実「木質バイオマス発電FITの問題点と改善策の提案」『山林』No.1585,2016年,16~24頁
• 松本謙蔵「国有林地帯における産地構造の特質と国有林販売の意義」『森林文化研究』Vol.5(1),1984年,37~51頁

タイトルに関連する用語 (6件)： 中国 ,  地方 ,  発電 ,  需要 ,  木質チップ ,  需給