文献

J-GLOBAL ID：201902258961154513   整理番号：19A0958546

車両技術 低温流動性を向上した新幹線車両用ギヤ油

著者 (1件)： 木川定之 (鉄道総合技術研)
資料名： JREA (Japan Railway Engineers’ Association)  (JREA (Japan Railway Engineers' Association))
巻： 62  号： 5  ページ： 43110-43113  発行年： 2019年05月01日 
JST資料番号： S0079A  ISSN： 0447-2322  CODEN： JRENA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・寒冷地を走行する新幹線車両向けに,-30°Cの温度環境においても十分な流動性を有する歯車装置用ギヤ油を新規に開発。
・現行ギヤ油からの主な変更点は,1)高度精製鉱油を主体とした基油の採用,2)粘度指数向上剤の配合,3)摩擦調整剤の配合。
・開発したギヤ油について,実写歯車装置を用いた-30°Cの温度環境での低温起動性能試験を実施し,その優れた低温流動性を確認。
・新幹線車両を用いた現車走行試験を行い,開発したギヤ油が1台車検査間(最大60万km)の使用において十分な性能を有することを確認。

シソーラス用語： *新幹線 ,  鉄道車両 ,  *ギヤ油 ,  歯車装置 ,  流動性 ,  粘度 ,  低温 ,  寒冷地 ,  製品開発 ,  製品設計 ,  性能評価 ,  性能試験 ,  実証実験
準シソーラス用語： 低温環境

分類 (1件)： 動力車  (QH03000G)

引用文献 (8件)：

• 小野寛:高速鉄道用歯車装置,トライボロジスト,Vol.58,No.7,pp.473-478,2013
• 川上修:新幹線に関する研究開発の概要,JR EAST Technical Review,Vol.57,pp.7-10,2017
• 中村和夫,鈴木政治,曽根康友:高速化、省メンテナンス化に寄与する合成ギヤ油,RRR,Vol.55,No.7,pp.18-21,1998
• 栗原功,小松原仁:省燃費デファレンシャルギヤオイルの開発,自動車技術,Vol.71,No.9,pp.75-80,2017
• 木川定之,鈴村淳一,沓掛久志:低温流動性を向上した新幹線車両用ギヤ油の開発,鉄道総研報告,Vol.32,No.10,pp.23-28,2018

タイトルに関連する用語 (4件)： 低温 ,  流動性 ,  新幹線車両 ,  ギヤ油