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J-GLOBAL ID：201902259741191424   整理番号：19A0385668

マルチエージェントシミュレーションを用いた誘導者特性が避難行動に及ぼす影響の評価

Evaluation of the Influence of Characteristics of Guides on the Evacuation Behavior using Multi-Agent Simulation

著者 (4件)： 高田響 (富山工高専) ,  橋本愛守可 (富山工高専) ,  伊藤尚 (富山工高専) ,  前田義信 (新潟大 大学院自然科学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 118  号： 416(CAS2018 116-137)  ページ： 75-77  発行年： 2019年01月17日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究において,我々がこれまでに開発した避難行動マルチエージェントシミュレーションモデルを用いて,誘導者の人数が避難時間に与える影響を調査した。シミュレーションにおいて,誘導者は指差誘導法を用いるものとした。指差誘導法とは,「出口はあちらです,あちらに逃げて下さい」と大声で叫ぶとともに,出口の方向を上半身全体で指し示す方法のことである。結果として,平均避難完了時間は誘導者の数に対しておよそ単調に減少した。しかし,誘導者の数が5人以上の場合においては平均避難完了時間に有意な差は見られなかった。これより,誘導者の人数が比較的多い場合においては誘導効率が低下することが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *計算機シミュレーション ,  マルチエージェントシステム ,  *誘導 ,  *避難 ,  *時間
準シソーラス用語： *マルチエージェントシミュレーション ,  *避難時間 ,  *避難誘導

分類 (1件)： 災害・防災一般  (RA02010Q)

引用文献 (7件)：

• 一般財団法人 国土技術研究センター http://www.jice.or.jp/quiz/kaisetsu_09.html
• 山影進, 服部正太, コンピュータのなかの人工社会 -マルチエージェントシミュレーションモデルと複雑系-, 山影進, 服部正太, 共立出版, 東京, 2002.
• 杉万敏夫, 三隅二不二, 佐古秀一, “緊急避難状況における避難誘導方法に関するアクション・リサーチ (I)”, 実験社会心理学研究, Vol.22, No.2, pp.95-96, 1984.
• 大場汐莉, 伊藤尚, 的場隆一, 橋本優花, 五味伸之, 谷賢太朗, 前田義信, “品質工学的手法を用いた避難シミュレーションモデルの評価,” 電子情報通信学会総合大会, D-8-3, 2016.
• 大場汐莉, 伊藤尚, 的場隆一, 橋本優花, 五味伸之, 谷賢太朗, 前田義信, “品質工学的手法を用いたマルチエージェント避難シミュレーションモデルのパラメータ設計,” LIFE2015, 2C1-01, 2015.

タイトルに関連する用語 (4件)： マルチエージェントシミュレーション ,  誘導 ,  避難行動 ,  影響の評価