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J-GLOBAL ID：201902260127071642   整理番号：19A2485767

シギゾウムシのシュート切断行動と宿主ブナ科樹木の繁殖特性との相関

Correlation between the shoot-cutting behavior of the acorn weevil and the reproductive traits of host fagaceous trees

著者 (4件)： Hirayama Daisuke (Faculty of Education, Mie University, Mie, Japan) ,  Okada Minetaka (Faculty of Education, Mie University, Mie, Japan) ,  Nanami Satoshi (Graduate School of Science, Osaka City University, Osaka, Japan) ,  Itoh Akira (Graduate School of Science, Osaka City University, Osaka, Japan)
資料名： Plant Species Biology (Web)  (Plant Species Biology (Web))
巻： 34  号： 4  ページ： 184-191  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0708A  ISSN： 1442-1984  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 多くのブナ科の種は,開花後2回目の秋にドングリを実らせ,「2年種」と呼ばれている。Cyclobalanopsis亜属(コナラ属)の2年種では隔年結実(2年の種子生産サイクル)が顕著であるが,このことはLithocarpus属およびCastanopsis属の他の2年種では報告されていない。2年種の生殖の違いはハイイロチョッキリ(Mechoris ursulus)に関係するという仮説を試験した。ドングリに産卵した後,この昆虫はドングリが付いているシュートを切断する。M.ursulusの宿主嗜好性とブナ科2年種の繁殖特性を調べた。寄生率はCyclobalanopsis亜属で著しく高く,一方,LithocarpusおよびCastanopsisの種はほとんど損傷を受けなかった。さらに,LithocarpusやCastanopsisとは異なり,Cyclobalanopsis亜属のほとんどのドングリ生産シュートには,当年度のシュートがなかった。この明確な関係は,Cyclobalanopsis亜属の隔年結実はM.ursulusのシュート切断行動への適応であることを示唆する。Copyright 2019 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： シイノキ属 ,  コナラ属 ,  種子 ,  結実 ,  ゾウムシ科 ,  産卵 ,  シュート【植物器官】 ,  動物行動 ,  特性 ,  ブナ科 ,  寄生 ,  *生物相互作用 ,  宿主
準シソーラス用語： Cyclobalanopsis ,  Lithocarpus ,  Castanopsis ,  隔年結果 ,  Mechoris ursulus ,  繁殖特性 ,  宿主植物 ,  ハイイロチョッキリ

著者キーワード (5件)： 2年の種 ,  Acorn生産 ,  代替軸受 ,  植物-捕食者相互作用 ,  生殖生態学

分類 (3件)： 生殖  (EH02040F) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A) ,  森林植物学  (FF02020E)

タイトルに関連する用語 (8件)： シギ ,  シュート ,  行動 ,  宿主 ,  ブナ科 ,  樹木 ,  繁殖特性 ,  相関