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J-GLOBAL ID：201902260240107532   整理番号：19A2689958

磁場配向NMR-反磁性体の磁場応答を利用した構造解析-

著者 (1件)： 久住亮介 (京大 大学院農学研究科)
資料名： NMR (Web)  (NMR (Web))
巻： 10  ページ： 57-63 (WEB ONLY)  発行年： 2019年11月05日 
JST資料番号： U0731A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・NMRは,強磁場下における核スピンの挙動を利用した分析法であり,磁場強度が強いほど感度や分解能が向上。
・強磁場を使用するNMRにおいて,磁場応答,特に磁場配向を活用した構造解析が実施。
・化学シフト相互作用,双極子相互作用,間接スピン相互作用,および四極子相互作用は異方性を有し,化学シフトの異方性の情報を抽出。
・磁場配向を利用したNMR解析である磁場配向NMRについて,磁場配向の基本的な原理を示し,その代表的な活用例を紹介。
・動的磁場を利用した高度な配向制御とそのNMRへの応用事例を解説。
・磁場配向の条件として磁化率異方性,磁気エネルギー,配向時間などを示し,磁場配向下での残余異方性効果を利用した構造解析法を説明。
・動的磁場による高次元異方化とNMRへの応用を述べ,磁場配向を利用した構造ダイナミクス解析が有効な物質の範囲を拡大することを指摘。

シソーラス用語： *NMR【磁気共鳴】 ,  構造解析 ,  *磁性体 ,  *反磁性 ,  磁場効果 ,  応答特性 ,  スピン-スピン相互作用 ,  双極子相互作用 ,  化学シフト ,  核スピン ,  分解能 ,  四重極 ,  磁化率 ,  磁場配向 ,  配向制御 ,  反磁性体
準シソーラス用語： 構造解析法 ,  磁気エネルギー

分類 (1件)： NMR一般  (BM07041R)

引用文献 (45件)：

• Burnell, E.E. and de Lange, C.A. (2003) NMR of Ordered Liquids, Springer Netherlands.
• Kummerlöwe, G. and Luy, B. (2009) Residual dipolar couplings as a tool in determining the structure of organic molecules, Trends Anal. Chem. 28, 483-493.
• Naito, A. (2009) Structure elucidation of membrane-associated peptides and proteins in oriented bilayers by solid-state NMR spectroscopy, Solid State Nucl. Mag. Reson. 36, 67-76.
• Harris, R.K. and Wasylishen, R.E. (2012) Encyclopedia of NMR, vol. 1, 5, and 9, John Wiley & Sons, Chichester, U.K.
• Naito, A., Asakura, T., Shimada, I., Takegoshi, K., and Yamamoto, Y. (2018) Experimental Approaches of NMR Spectroscopy, Springer Singapore, Singapore.

タイトルに関連する用語 (6件)： 磁場配向 ,  NMR ,  反磁性体 ,  磁場 ,  応答 ,  構造解析