抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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著者らの研究では,香りの質と分子の特徴の間の関係を調査するため,計算化学と官能評価の使用に焦点を当てた。分子柔軟性と静電ポテンシャルは,これまでの研究の重要な側面であった。研究のために,分子式C
8H
16O
2で表される6つのエステルを選び出した。これらの分子の立体配座解析と静電ポテンシャルマッピングは,Poivetらや福本によって測定されたエステルの類似性を説明するのに役立った。これらの分子的特徴は,E-Dragonによって自動的に作成された化学的記述子よりも効果的であることが証明された。著者らのグループは臭気物質のデータベースを作成した。日本で使用されているフレーバのデータベースであるFlavor Chemicals Databaseは,分子の柔軟性,電子構造,および分子周波数に関する計算データを含んでいる。このタイプのデータベースは,香りと分子間の関係を解明するのに有用である。香りの世界を理解するために,計算を通して効果的な分子的特徴を蓄積することを計画している。著者は蓄積したデータを他の人に提供するつもりである。(翻訳著者抄録)