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J-GLOBAL ID：201902260772761506   整理番号：19A2636030

矢板工法で建設された覆工のひび割れ発生に関する解析的考察

Analytical Consideration of Occurrence of Cracks in Lining Constructed by Timbering Support Method

著者 (3件)： 菅原健太郎 (地層科学研) ,  大窪克己 (中日本ハイウェイ・エンジニアリング東京) ,  蒋宇静 (長崎大 大学院工学研究科)
資料名： トンネルと地下  (日本トンネル技術協会誌)
巻： 50  号： 11  ページ： 841-850  発行年： 2019年11月01日 
JST資料番号： S0644A  ISSN： 0285-631X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究は,木製矢板工法によって構築された覆工コンクリートにおいて,外力以外で発生したひび割れの原因を検証することを目的として実施した。検討のために熱伝導-変形連成解析を用いて,自重と地山との相互作用,発熱,乾燥収縮や自己収縮を考慮し,覆工コンクリートの硬化過程を可能な限り忠実に再現した。検討の結果,ひび割れはコンクリート硬化時の体積収縮に起因し,覆工コンクリート背面の拘束効果により覆工表面に引張応力が発生することでひび割れが発生し,沈下変形が大きい覆工コンクリートの天端部にひび割れが発生しやすいことなどが明らかになった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 道路トンネル ,  *トンネル覆工 ,  *コンクリート ,  *亀裂発生 ,  表面亀裂 ,  矢板 ,  型枠 ,  乾燥収縮 ,  拘束 ,  引張応力 ,  熱応力 ,  地山 ,  数値解析 ,  熱応力解析
準シソーラス用語： 熱伝導解析 ,  覆工コンクリート ,  変形解析 ,  連成解析

分類 (1件)： トンネル工事  (RC05031E)

引用文献 (17件)：

• 土木学会:トンネル標準示方書[山岳工法編]・同解説,p.390,2016.
• 服部鋭啓・入矢桂史郎:トンネル2次覆工コンクリートのひび割れに関する研究,コンクリート工学年次論文集,Vol.23, No.2, pp.1129-1134,2001.
• 川田雅紀・大沼博志・名和豊春・出雲健司:覆工コンクリートの温度および乾燥収縮応力のクリープ解析,コンクリート工学年次論文集,Vol.24, No.2, pp.91-96, 2002.
• 真下英人・砂金伸治・木谷努・遠藤拓雄:トンネル覆工の収縮ひび割れに関する研究,トンネル工学論文集,Vol.15, pp.1-11,2005.
• 中村明彦・國近光生・亀谷英樹・中村秀明:覆工コンクリートの初期ひび割れ予測における熱特性値の同定とひび割れ解析,土木学会論文集F1(トンネル工学),Vol.70, No.3(特集号), pp.I_1-I_16,2014.

タイトルに関連する用語 (6件)： 矢板 ,  工法 ,  建設 ,  覆工 ,  ひび割れ発生 ,  解析