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J-GLOBAL ID：201902262576152516   整理番号：19A1744163

硫酸銀を用いた湿式還元法による単分散銀粒子の合成および粒子特性

Synthesis and Characterization of Monodispersed Silver Particles Prepared through Wet Chemical Reduction Method Using Silver Sulfate

著者 (2件)： 小寺喬之 (鶴岡工業高等専門学校創造工学科) ,  荻原隆 (大研化学製造販売株式会社)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 83  号： 7  ページ： 238-242(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 硫酸中の硫酸銀を用いた化学還元法により銀粉末を調製した。種々のタイプの還元剤を用いた。アスコルビン酸を還元剤として用いると,均一な多面体形態と高い結晶性を有する単分散銀粒子が得られた。アスコルビン酸と硫酸銀のモル比が1のとき,単分散銀粒子が形成された。アスコルビン酸から誘導した銀粉末の体積平均粒径は290nmであった。銀粒子に吸着しているアラビアゴムの厚さは11nmであった。銀粉末の結晶性は,還元剤の還元力が強いほど高くなった。熱機械的測定は,硫酸銀から誘導された銀ペーストの収縮が硝酸銀から誘導された銀ペーストのそれより低いことを示した。電気的測定は,900°Cで60分間焼結した銀ペーストの比抵抗率が1.74×10^-8Ωmであることを明らかにした。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *粉末製造 ,  金属粉末 ,  *銀 ,  単分散系 ,  還元 ,  銀化合物 ,  硫酸塩 ,  還元剤 ,  分散剤 ,  アラビアゴム ,  ヒドラジン ,  結晶形態 ,  粒度分布 ,  結晶度 ,  電気抵抗率 ,  比表面積 ,  焼結性 ,  ラクトン ,  水溶性ビタミン ,  第二アルコール ,  ポリオール
準シソーラス用語： *化学還元 ,  硫酸銀 ,  還元力 ,  結晶性

著者キーワード (12件)： 単分散粒子 ,  硫酸銀 ,  湿式化学還元 ,  電極 ,  熱機械的性質 ,  電気的性質 ,  単分散粒子 ,  硫酸銀 ,  湿式化学還元 ,  電極 ,  熱機械的性質 ,  電気的性質

分類 (1件)： 金属の結晶成長  (BK13030M)

物質索引 (1件)： アスコルビン酸

引用文献 (26件)：

• 1) R. Faddoul, N. Reverdy-Bruas and A. Blayo: Mater. Sci. Eng. B 177 (2012) 1053-1066.
• 2) K. Park, D. Seo and J. Lee: Colloids Surf. A: Physicochem. Eng. Asp. 313-314 (2008) 351-354.
• 3) K. Balantrapu and D.V. Goia: J. Mater. Res. 24 (2009) 2828-2836.
• 4) A. Kosmala, R. Wright, Q. Zhang and P. Kirby: Mater. Chem. Phys. 129 (2011) 1075-1080.
• 5) D. Zhao, L. Ma and J. Yang: Electronic Components and Materials 24 (2005) 54-56.

タイトルに関連する用語 (4件)： 硫酸銀 ,  還元 ,  単分散 ,  銀粒子