文献

J-GLOBAL ID：201902263332432843   整理番号：19A2932747

流体力学的不安定性と拡散・熱的不安定性に起因する三次元セル状予混合火炎(未燃ガス温度と熱損失の効果)

Three-dimensional cellular premixed flames generated by hydrodynamic and diffusive-thermal instabilities (Effects of unburned-gas temperature and heat loss)

著者 (6件)： 門脇敏 (長岡技科大 大学院技術経営研究科) ,  野上雅人 (長岡技科大 大学院工学研究科) ,  AUNG Thwe Thwe (日本原子力研究開発機構 廃炉国際共同研究セ) ,  勝身俊之 (長岡技科大 大学院工学研究科) ,  山崎渉 (長岡技科大 大学院工学研究科) ,  小林秀昭 (東北大 流体科研)
資料名： 日本機械学会論文集(Web)  (Bulletin of the JSME (Web))
巻： 85  号： 879  ページ： ROMBUNNO.19-00274(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0182B  ISSN： 2187-9761  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,三次元反応流れの数値計算を遂行し,三次元セル状予混合火炎に及ぼす未燃ガス温度と熱損失の効果を調べ,それらが固有不安定性や燃焼速度に及ぼす影響を精査した.平面火炎に加えられた微小擾乱は,固有不安定性により,時間と共に指数的に増大する.そして,未燃ガス温度が下降し熱損失が増大すると共に,増幅率は小さくなり,不安定領域は狭くなる.増幅率と波数を平面火炎の燃焼速度と質量流束密度で標準化すると,未燃ガス温度の下降と共に,標準化した増幅率は大きくなり,不安定領域は広くなる.また,熱損失が増大すると,不安定現象は顕著になる.特性波長をもつ擾乱を平面火炎に加えると,それは固有不安定性により発達し,セル状の火炎面が形成される.標準化したセル状火炎の燃焼速度は,未燃ガス温度の下降と共に増加する.また,熱損失が増大すると標準化したセル状火炎の燃焼速度は増加する.(著者抄録)

シソーラス用語： *温度 ,  *熱損失 ,  不安定性 ,  燃焼速度 ,  *予混合火炎 ,  流体流 ,  物質流束 ,  密度 ,  波長 ,  拡散
準シソーラス用語： *ガス温度 ,  *セル状予混合火炎 ,  拡散不安定性 ,  三次元反応流れ ,  質量流束密度 ,  特性波長 ,  熱的不安定性 ,  *未燃ガス温度 ,  流体力学的不安定性

分類 (2件)： 燃焼一般  (XE04010W) ,  数値解析,近似法  (AB04000F)

タイトルに関連する用語 (7件)： 流体力学的不安定性 ,  拡散 ,  起因 ,  セル ,  予混合火炎 ,  ガス温度 ,  熱損失