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J-GLOBAL ID：201902263724794087   整理番号：19A1094542

常態化する大規模災害とリスクマネジメント-4)中山間地域のため池決壊氾濫解析でのアンダーパス表現

著者 (7件)： 小嶋創 (農研機構 西日本農業研究セ) ,  竹村武士 (農研機構 西日本農業研究セ) ,  松田周 (農研機構 西日本農業研究セ) ,  廣瀬裕一 (農研機構 西日本農業研究セ) ,  吉迫宏 (農研機構) ,  正田大輔 (農研機構) ,  LEE Sangyoon (農研機構 西日本農業研究セ)
資料名： 農業農村工学会誌  (Water, Land and Environmental Engineering)
巻： 87  号： 5  ページ： 373-376  発行年： 2019年05月01日 
JST資料番号： F0454A  ISSN： 1882-2770  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本報では,中山間地域にしばしばみられる道路盛土下のアンダーパスをため池決壊氾濫解析上に簡便に反映する手法として,1)アンダーパス部分の標高を水路底の値に修正する,2)解析領域をアンダーパスの上下流で2つに分割しそれぞれに流量境界条件を与える,という2通りの方法を試行した。どちらにおいても道路盛土より下流の水田の浸水を再現でき,両者の浸水域はほぼ一致した。水田の最大浸水深には数cmの差異が生じたが,本事例では浸水深分布の実測値が得られず,どちらがより実際の状況に近いかまでは判断できない。それぞれ適用性をより詳細に検討するには,より多くの決壊ため池の事例を収集し,解析例を蓄積する必要がある。(著者抄録)

シソーラス用語： 中山間地域 ,  リスク管理 ,  *立体交差 ,  *流出解析 ,  *溜池 ,  地図 ,  洪水 ,  防災計画 ,  数値地形モデル ,  盛土 ,  ハイドログラフ ,  浸水 ,  *アンダーパス ,  農業用溜池 ,  洪水ハザードマップ ,  道路盛土
準シソーラス用語： 氾濫解析

分類 (2件)： 農業土木  (FB02000W) ,  洪水対策  (RC12040I)

引用文献 (6件)：

• 農林水産省農村振興局防災課:ため池ハザードマップ作成の手引き(2013), http://www.maff.go.jp/j/nousin/bousai/bousai_saigai/b_tameike/pdf/tameike_manual_1rev.pdf(参照2019年2月1日)
• 川本治,鈴木尚登,福原正斗,吉迫宏,井上敬資,鈴木智広:ため池決壊時の簡易氾濫解析の改善に関して,水土の知81(8),pp.7~11(2013)
• 小嶋創,向後雄二,島田清,正田大輔,鈴木尚登:平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震によって決壊した農業用ため池の氾濫解析,農業農村工学会論文集302,pp.I_93~I_101(2016)
• 小嶋創,向後雄二,島田清,正田大輔,鈴木尚登,斎藤広隆:ため池決壊氾濫解析における流入ハイドログラフ形状の影響,平成29年度農業農村工学会大会講演会講演要旨集,pp.654~655(2017)
• Costa,JE.:Flood Geomorphorogy,John Willey & Sons,pp.439~463(1988)

タイトルに関連する用語 (9件)： 常態 ,  大規模災害 ,  リスクマネジメント ,  中山間地域 ,  ため池 ,  決壊 ,  氾濫解析 ,  パス ,  表現