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J-GLOBAL ID：201902264709069031   整理番号：19A2157265

単層カーボンナノチューブネットワークの熱電特性

Thermoelectric properties of single-wall carbon nanotube networks

著者 (7件)： HAYASHI Daisuke (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  NAKAI Yusuke (Univ. Hyogo, Ako-gun, JPN) ,  KYAKUNO Haruka (Kanagawa Univ., Yokohama, JPN) ,  HONGO Naoya (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  MIYATA Yasumitsu (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  YANAGI Kazuhiro (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN) ,  MANIWA Yutaka (Tokyo Metropolitan Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Japanese Journal of Applied Physics  (Japanese Journal of Applied Physics)
巻： 58  号： 7  ページ： 075003.1-075003.14  発行年： 2019年07月 
JST資料番号： G0520B  ISSN： 0021-4922  CODEN： JJAPB6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 単層カーボンナノチューブ(SWCNT)ネットワークのSeebeck係数Sと力率Pを,非平衡Green関数理論を用いた理論シミュレーションに基づいて,化学ポテンシャルμの関数として系統的に調べた。結果は半導体(s-)SWCNTのギャップ領域に焦点を合わせた。個々のSWCNTの熱電特性を,3つのグループに分類し,即ち,s-SWCNTs,金属(m-)SWCNT,および擬金属SWCNTsである。個々のs-SWCNTに対するPの最大値はSWCNT直径に依存しなかった。SWCNTの並列および直列ネットワークにおいて,SおよびPは,SWCNT直径分布と同様にm-SWCNTsの量に非常に敏感であることが分かった。実験結果との比較は,SWCNT束が並列回路に対して計算された等価Sを持つ「ロープ」としてモデル化できることを示唆した。膜中のSWCNT接合の存在は,Sをほとんど変化させないが,構成SWCNTのそれらからP値を実質的に減少させた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *単層カーボンナノチューブ ,  *ネットワーク ,  *電気特性 ,  *輸送係数 ,  *力率 ,  *Green関数 ,  *近似法 ,  計算機シミュレーション ,  化学ポテンシャル ,  半導体 ,  金属
準シソーラス用語： *熱電特性 ,  *Seebeck係数 ,  *非平衡Green関数 ,  擬金属

分類 (2件)： その他の無機化合物の電気伝導  (BM03044O) ,  熱電デバイス  (NC03090J)

引用文献 (41件)：

• S. Iijima, Nature 354, 56 (1991).
• M. S. Dresselhaus, G. Dresselhaus, and R. Saito, Phys. Rev. B 45, 6234 (1992).
• M. S. Dresselhaus, G. Dresselhaus, and R. Saito, Carbon 33, 883 (1995).
• J. P. Small, K. M. Perez, and P. Kim, Phys. Rev. Lett. 91, 256801 (2003).
• W. Zhou et al., Small 12, 3407 (2016).

タイトルに関連する用語 (2件)： 単層カーボンナノチューブ ,  熱電特性