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J-GLOBAL ID：201902265665757997   整理番号：19A0695785

環境DNA分析技術の現状-実用に向けたさまざまな取り組みについて-2 環境DNAメタバーコーディング-魚類群集研究の革新的手法 バケツ一杯の水で棲んでいる魚がわかる技術

著者 (1件)： 宮正樹 (千葉県中央博物館)
資料名： 化学と生物
巻： 57  号： 4  ページ： 242-250  発行年： 2019年04月01日 
JST資料番号： G0527A  ISSN： 0453-073X  CODEN： KASEAA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・水中生態系における種多様性モニタリングの手法として,著者が2015年に発表した魚類の環境DNAメタバーコーディングの方法について解説。
・環境DNAメタバーコーディング法は採水,ろ過,DNA抽出の3工程からなり,著者は880種の魚類のミトコンドリアゲノムの全長配列をデータベースからダウンロードして比較することにより保存的領域にある超可変領域を探索して,それを増幅することによりライブラリの塩基配列を決定。
・どれだけの魚類を検出できるかについて水族館とフィールドにて実証研究を実施した結果,環境DNAから短時間に高い効率で検出できることが判明。

シソーラス用語： *DNA【核酸】 ,  *ヌクレオチド配列 ,  生態系 ,  環境モニタリング ,  魚類 ,  アミノ酸配列 ,  超可変領域 ,  水圏生態系
準シソーラス用語： 塩基配列 ,  *環境DNAメタバーコーディング ,  水生生態系

分類 (2件)： 生態学一般  (EE01010I) ,  動物生態学一般  (EE03010W)

引用文献 (9件)：

• 1) M. Miya, Y. Sato, T. Fukunaga, T. Sado, J. Y. Poulsen, K. Sato, T. Minamoto, S. Yamamoto, H. Yamanaka, H. Araki et al.: R. Soc. Open Sci., 2, 150088 (2015).
• 2) S. Yamamoto, R. Masuda, Y. Sato, T. Sado, H. Araki, M. Kondoh, T. Minamoto & M. Miya: <i>Sci. Rep.</i>, <b>7</b>, 40368 (2017).
• 3) H. Nakagawa, S. Yamamoto, Y. Sato, T. Sado, T. Minamoto & M. Miya: <i>Freshw. Biol.</i>, <b>63</b>, 569 (2018).
• 4) M. Miya, T. Minamoto, H. Yamanaka, S. Oka, K. Sato, S. Yamamoto, T. Sado & H. Doi: <i>J. Vis. Exp.</i>, <b>117</b>, e54741 (2016).
• 5) 益田玲爾・村上弘章・高橋宏司・源 利文・宮 正樹:海洋と生物,40, 17(2018).

タイトルに関連する用語 (10件)： 環境DNA ,  分析 ,  現状 ,  メタバーコーディング ,  魚類群集 ,  研究 ,  手法 ,  バケツ ,  水 ,  魚