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J-GLOBAL ID：201902267663775059   整理番号：19A2393664

流動による流体の内部構造変化の可視化 複雑流体の流動複屈折測定の原理と測定例

著者 (2件)： 佐藤大祐 (新潟大 研究推進機構 超域学術院) ,  鳴海敬倫 (新潟大 工)
資料名： ながれ  (日本流体力学会誌)
巻： 38  号： 4  ページ： 248-255  発行年： 2019年08月25日 
JST資料番号： Y0082A  ISSN： 0286-3154  CODEN： NRRGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・複雑流体とは例えば半溶融熱可塑性高分子や界面活性剤水溶液や粒子分散型懸濁液など液体内に内部構造形成体を有するもの。
・流動に際し分子配向など内部構造の変化を伴う故に非ニュートン流体的な流れ挙動を示す。
・流れ挙動の実験観察手法として流動複屈折法の原理と測定例を紹介。
・内部構造形成体が誘電異方性を有する場合,流動に伴う配向の変化など構造秩序の変化依存で光学異方性が変化する故に流動中の内部構造変化を観測可能。
・面的・空間的な分布観測用には線的・点的な光源(と偏光・検光系と観測手段)による多点観察が必要。
・面的・経時的観測には偏光・検光式観測法と高速度カメラの組合せも有力。
・測定例としての測定結果も紹介。

シソーラス用語： *流れの可視化 ,  流体 ,  内部構造 ,  *非Newton流体 ,  構造特性 ,  *偏光解析法 ,  偏光性 ,  Jones行列 ,  Mueller行列 ,  懸濁液
準シソーラス用語： 複雑流体

分類 (3件)： 流体の実験・試験・測定方法及び装置  (BC01020K) ,  非Newton流  (BC02020R) ,  偏光測定と偏光計  (BD07050K)

引用文献 (11件)：

• Bird, R. B., Armstrong, R. C., Hassager, O.: Dynamics of polymeric liquids: Vol.I Fluid mechanics, 2nd ed. (John Wiley & Sons, New York, 1987).
• Fuller, G. G.: Optical Rheometry of Complex Fluids (Oxford University Press, New York, 1995).
• 高橋勉:複雑流体のレオロジーに対する実験的アプローチ,ながれ,29(2010),329-336.
• Takahashi, T., Fuller, G. G.: Stress tensor measurement using birefringence in oblique transmission, Rheol. Acta, 35 (1996), 297-302.
• Takahashi, T., Shirakashi, M., Miyamoto, K., Fuller, G. G.: Development of a double-beam rheo-optical analyzer for full tensor measurement of optical anisotropy in complex fluid flow, Rheol. Acta, 41 (2002), 448-455.

タイトルに関連する用語 (7件)： 流動 ,  流体 ,  内部構造 ,  可視化 ,  複雑流体 ,  流動複屈折 ,  原理