抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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流体力学の研究者がソフトマター,あるいは複雑流体の流動を実験的に研究する場合に,どのような点に注意する必要があるかを具体例に基づいて解説した。ソフトマターは複雑な組成を有する物質であり,流動を与えると内部構造が変化し流動特性がそれに応じて変化するため,複雑な流れ挙動を示す。従ってその流動を考える場合,流動による分子配向や相変化,構造変化と流動特性の変化を解明することが重要になる。本報ではCouette流,Poiseuille流を例にしてソフトマターの流れ測定がいかに複雑なものであるかを示し,構造変化の時間遅れに伴う過渡特性への配慮,光学的手法に基づいた内部構造変化の観測技術等,具体的実験を行う上での手法と考慮すべき点を記述した。