抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,マルチエージェント協調巡回問題において不均一な移動速度のエージェントが直接通信をせずに自らの移動速度に応じて分業を実現する手法を提案する.近年,ロボット技術は急速に発展しており,活動分野が大きく拡大している.ロボット1台のみでは対応できない作業範囲では,複数台で協調しながら作業することが期待されている.複数台での作業では各エージェントの能力が異なる場合もあり,自律的に自らの能力に適した分業を実現するメカニズムは明らかになっていない.本研究では,移動速度が異なるエージェントを用いた巡回清掃において,自らの移動速度に応じて分業する手法を提案する.移動速度によって選択する戦略や清掃する箇所に違いが見られた.一方,提案した手法は特定の環境においては移動速度を反映した分業が実現できることが分かった.(著者抄録)