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J-GLOBAL ID：201902269465997755   整理番号：19A1377850

ビジネスパンプス着用時における歩行動作へのヒールの高さ,年齢の影響

The Effect of the Height of the Heel of Pumps and the Age to the Gait Analysis in Wearing Business Pumps

著者 (4件)： 薩本弥生 (横浜国大) ,  島崎康弘 (豊橋技大) ,  斉藤秀子 (山梨県大) ,  丸田直美 (共立女大)
資料名： デサントスポーツ科学  (Descente Sports Science)
巻： 40  ページ： 236-246  発行年： 2019年06月07日 
JST資料番号： L0988A  ISSN： 0285-5739  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,ビジネス用パンプスのヒール高さと年齢が歩行性能におよぼす影響について明らかにするため,7名の若年群と5名の中年群の女性を対象に裸足およびヒール高さ3cm,5cm,7cmのパンプス着靴時に動作解析,筋電図,重心動揺等の計測を行った.動作解析において,右膝関節・右足踵関節の角度・角速度・角加速度について検討をした結果,一歩行周期において,最大値と最小値の差である振幅をΔSとして有意差検定を行ったところ,ヒールの高さについて3cmヒールパンプスの右膝関節角度のΔSと右膝角速度のΔS,右膝角加速度のΔSが大きくなる傾向が見られた.中年群でヒールが高く歩行が長くなると角関節のΔSの減少が顕著となった.筋電計測により前脛骨筋,腓腹筋ともヒールが高くなるほど筋電が大きくなり,中年群では若年群よりも顕著に筋電の増大があった.パンプスのヒール高さと重心動揺の視点からは,裸足の時よりも7cmヒールパンプスを着用している時に重心動揺の総軌跡長が増大し不安定になることが分かった,足圧計測で重心の軸の軌跡をヒールの高さで比較するとh3とh5ではあおり歩行特有のカーブがみられるのに対して,h7では直線的な動きになっていた.(著者抄録)

シソーラス用語： *靴 ,  *歩行 ,  女性 ,  高さ ,  ヒト ,  依存性 ,  筋電図 ,  重心動揺 ,  足 ,  生体信号 ,  年齢差 ,  角度 ,  角速度 ,  圧力
準シソーラス用語： はだし ,  *パンプス ,  ヒール高さ ,  ヒトの動作解析 ,  筋電 ,  高さ依存性 ,  若年女性 ,  足圧 ,  中高年女性 ,  膝関節角度

分類 (1件)： 装身具と日用品  (ZB02000Q)

引用文献 (13件)：

• 土肥麻佐子,持丸正明,河内まき子:若年女子の靴の意識と靴の履き心地-高齢者との比較-,感性工学研究論文集,6(2):53-58(2006)
• 山本博男,岡美成,清水聡一・他:女性におけるつま先立・ハイヒール着用時の歩容,金沢大学人間社会域学校教育学類紀要,(1):35-39(2009)
• 伊藤忠,太田進,馬渕晃好・他:ハイヒール着用時に起きる自覚的愁訴によるアンケート調査報告,愛知県理学療法学会,24:36-38(2012)
• 坂本直俊,倉秀治,石井清一・他:靴による障害の実態調査-特に外反母趾に関して(第1報),靴の医学,7:88-91(1993)
• 野澤美奈子:靴の違いによる三次元的解析,和洋女子大学家政学部生活環境学科卒業論文(2006)

タイトルに関連する用語 (6件)： ビジネス ,  パンプス ,  着用 ,  歩行動作 ,  ヒール ,  年齢