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J-GLOBAL ID:201902270879982912   整理番号:19A2328362

リチウムイオン電池の火災検知のための光吸収分光測定システム

Optical absorption measurement system for fire detection of lithium ion battery
著者 (3件):
資料名:
巻:号:ページ: 35-38(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: F1019A  ISSN: 2186-4942  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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一部のリチウムイオン電池は,太陽光や風力といった天然エネルギーによる発電からの大電力量を扱う必要があり,非常に大型になっている。リチウムイオン電池の単位体積当たりのエネルギー密度は非常に高く,発火や爆発を防ぐための保護回路が設けられている。しかし,大型のリチウムイオン電池には,さらなる安全性を確保するためにも,追加の監視システムが必要となる。本研究では,リチウムイオン電池の電解液の組成であり,電池の発熱の際,ガスとして漏洩することが考えられるジメチルカーボネートの濃度を,二波長光吸収分光法によって測定するシステムを構築した。システムは,単一周波数の分布帰還型半導体レーザーと,マルチパスセルで構成される。二波長光吸収分光法によって,ジメチルカーボネートの吸収を測定した結果,測定濃度と導入濃度の関係に,ゼロ点とともに線形性が確認され,爆発限界の下限である4.2 %以下のジメチルカーボネートの濃度を測定することができた。これにより,リチウムイオン電池の火災前検知が可能となり,安全性の向上が期待される。(著者抄録)
シソーラス用語:
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分類 (2件):
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二次電池  ,  安全管理 
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