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J-GLOBAL ID：201902272672383351   整理番号：19A2840343

破砕貝殻を用いたキャピラリーバリア地盤の長期毛管上昇遮断効果に関する研究

STUDY ON THE LONG-TERM CAPILLARY INCREASE BLOCKING EFFECT OF CAPILLARY BARRIER GROUND USING CRUSHED SHELLS PARTICLES

著者 (3件)： 松浦慶弥 (茨城大学大学院 都市システム工学専攻) ,  小林薫 (茨城大学大学院 理工学研究科) ,  森井俊広 (新潟大学 農学部)
資料名： 土木学会論文集 B3(海洋開発)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. B3 (Ocean Engineering) (Web))
巻： 75  号： 2  ページ： I_181-I_186(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0288A  ISSN： 2185-4688  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 半乾燥地における塩類集積防止の対策工の1つとして礫層と砂層を重ねたキャピラリーバリア地盤(以下,CB地盤と記す)がある.半乾燥地の乾燥砂は施工時の振動等で礫粒子の間隙に混入しやすく,層境界面を長期的に保持することが困難である.筆者らは,この課題に対し礫材の代替材として破砕貝殻を用いることで,CB機能を保持したまま乾燥砂が破砕貝殻層の間隙内へ混入することを同時に防止することを明らかにした.しかし,破砕貝殻を用いた場合,貝殻粒径により水分特性曲線が異なるため,微粒子分を含む破砕貝殻層で構築したCB地盤は水分(塩分)の上昇遮断機能を低下させる可能性がある.本研究は,微粒子分を含む破砕貝殻層を用いたCB地盤の長期に渡る毛管上昇の遮断効果を室内実験によって観察すると共に,供試体内の水分挙動の数値解析を行った.(著者抄録)

シソーラス用語： 砂地盤 ,  礫 ,  *貝殻 ,  *毛管現象 ,  屋内試験 ,  数値解析 ,  *地盤 ,  砂層 ,  特性曲線 ,  水分特性 ,  半乾燥地帯 ,  キャピラリーバリア ,  乾燥砂地盤 ,  水分特性曲線 ,  毛管上昇

著者キーワード (4件)： shell particles ,  salt damage ,  capillary barrier ,  protection(repair) method

分類 (2件)： 海洋土木一般  (RC14010P) ,  地盤改良,土質安定処理  (RA07060C)

引用文献 (17件)：

• 1) 井上光弘:論説 塩類化の現状と除塩技術,地盤工学会誌,Vo. 60,No. 1,pp. 12-15,2012.
• 2) 井筒暉:シリーズ「乾燥地の潅漑農業と水環境」,乾燥地における潅漑農業の進展と環境問題,水文・水資源学会誌,Vol. 11,No. 4,pp. 398-406,1998.
• 3) 宮﨑毅:総説 水・食糧問題と地盤工学,地盤工学会誌,Vol. 60,No. 1,pp. 2-6,2012.
• 4) 野村瞬,河井克之,金澤伸一,橘伸也,飯塚 敦:土/水/空気/溶解物質連成問題の定式化とその応用,神戸大学都市安全研究センター研究報告,第15号,pp. 21-28,2011.
• 5) 安部征雄:土性の相異と塩類集積特性との関係 - 塩類集積の機構とその対策に関する土壌物理学的研究 (I) - ,農業土木学会論文集,Vol. 94,pp. 32-40,1981.

タイトルに関連する用語 (8件)： 破砕 ,  貝殻 ,  キャピラリーバリア ,  地盤 ,  長期 ,  毛管上昇 ,  遮断 ,  研究