文献

J-GLOBAL ID：201902274595894819   整理番号：19A0953734

土と構造物の相互作用を考慮した埋設管渠の耐震設計法(断面方向)の提案

A NEW SEISMIC RESISTANT DESIGN METHOD OF BURIED CULVERTS CONSIDERING INTERACTION BETWEEN SOIL AND STRUCTURE

著者 (4件)： 東田淳 (大阪市立大学 工学研究科都市系専攻) ,  島津多賀夫 (アサノ大成基礎エンジニアリング(株)地盤技術事業部) ,  吉村洋 (阿南工業高等専門学校 創造技術工学科建設コース) ,  井上裕司 (中央復建コンサルタンツ(株)社会インフラマネジメントセンター)
資料名： 土木学会論文集 C(地圏工学)(Web)  (Journal of Japan Society of Civil Engineers, Ser. C (Geosphere Engineering) (Web))
巻： 75  号： 1  ページ： 15-34(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： U0104A  ISSN： 2185-6516  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地震時の地盤のせん断変形を模擬して模型を遠心場で静的にせん断する遠心実験を行い,埋設RC管,FRPM管,矩形渠の土圧と断面力の測定結果から管渠に働くせん断土圧が垂直土圧よりもごく小さいことを明らかにし,管渠面の滑動を考慮した弾性FEM解析と実験結果の整合性を確かめた.さらに下水道管渠の現行耐震設計法による予測は実験結果と合わず,これは現行設計法が応答変位法に基づくためであることを弾性論によって検証した.そして弾性FEMを用いる埋設管渠の耐震設計法を提案し,現行設計法による3種類の管渠の耐震設計例と提案設計法による予測が全く異なることを示し,提案設計法が土と構造物の相互作用を正当に考慮し,遠心実験や地震による被災状況と矛盾しない挙動を予測するので,現行設計法に対して優位性を持つと結論した.(著者抄録)

シソーラス用語： *下水管 ,  *埋設管 ,  耐震性 ,  *耐震設計 ,  剪断荷重 ,  受働土圧 ,  水平荷重 ,  剪断変形 ,  載荷試験 ,  数値解析 ,  有限要素法 ,  鉄筋コンクリート管 ,  カルバート ,  暗渠 ,  FRPM管 ,  ボックスカルバート ,  遠心載荷試験 ,  有限要素解析
準シソーラス用語： FEM解析

著者キーワード (8件)： buried culvert ,  seismic resistant design ,  soil-structure interaction ,  earth pressure ,  centrifuge model test ,  elastic continuum model ,  finite element analysis ,  design standard

分類 (2件)： 下水道,下水管渠付属設備  (SC03030A) ,  配管設計・工事  (RA07090J)

引用文献 (57件)：

• 1) 東田淳,堀田清美,篠崎亘,三笠正人:遠心力鉄筋コンクリート管(コンクリート支承)に加わる土圧と管の強度について,土木学会論文報告集,第310号,pp. 97-112, 1981.
• 2) 東田淳,三笠正人:遠心力模型実験による剛性埋設管の土圧の検討,土木学会論文報告集,第376号/III-6, pp. 171-180, 1985.
• 3) 吉村洋,東田淳,李黎明:遠心模型によるたわみ性埋設管の土圧・変形挙動の検討,土木学会論文集,No. 561/III-38, pp. 245-255, 1997.
• 4) 東田淳,三笠正人:弾性論による埋設管の土圧の検討,土木学会論文報告集,第376号/III-6, pp. 181-190, 1986.
• 5) 東田淳:弾性論による地中埋設管のバックリング挙動の検討,地盤工学会,土と基礎,Vol. 49, No. 4, Ser.No. 519, pp. 19-22, 2001.

タイトルに関連する用語 (7件)： 土 ,  構造物 ,  相互作用 ,  埋設 ,  管渠 ,  耐震設計 ,  提案