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J-GLOBAL ID：201902274673938918   整理番号：19A1271333

大規模で複雑な分子系に対するフラグメントに基づくCohSex法の開発【JST・京大機械翻訳】

Development of the fragment-based COHSEX method for large and complex molecular systems

著者 (2件)： Fujita Takatoshi (Institute for Molecular Science, Okazaki, Aichi 444-0865, Japan) ,  Noguchi Yoshifumi (Department of Applied Chemistry and Biochemical Engineering, Graduate School of Engineering, Shizuoka University, Hamamatsu, Shizuoka 432-8561, Japan)
資料名： Physical Review. B  (Physical Review. B)
巻： 98  号： 20  ページ： 205140  発行年： 2018年 
JST資料番号： D0746A  ISSN： 2469-9950  CODEN： PRBMDO  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 不均一分極性環境における大分子系の処理に適したフラグメントベース多体Green関数法を示した。全システムに対するGreen関数をフラグメントGreen関数から近似し,二体項まで拡張した。遮蔽されたCoulombポテンシャルは,フラグメント間分極項が無視されているので,格子内密度応答関数の和から近似される。Green関数と遮蔽Coulombポテンシャルの近似は自己エネルギーの多体展開をもたらす。この拡張はフラグメント分子軌道法におけるFock行列の多体展開と本質的に等価である。大きな分子系を扱うために,この実行は[数式:原文を参照]自己エネルギーに対するCoulomb正孔プラス遮蔽交換(COHSEX)近似に依存する。有機分子凝集体に対する従来のCOHSEX結果と比較して,FMO-COHSEX法の精度を実証した。今回のフラグメンテーション近似は合理的に正確な結果を与え,0.1eV以下の準粒子エネルギーに対する平均絶対誤差が価電子軌道に対して達成されることを確認した。また,COHSEX近似の精度を評価し,[数式:原文を参照]法との比較により,電子状態の分子凝集の影響を記述した。COHSEX近似は誘起分極と分散効果をうまく記述できることを示した。この方法の応用例として,1476原子を含むペンタセン薄膜の電子状態を考察した。不均一環境における誘起分極効果の影響を調べ,ギャップくりこみと偏光誘起局在化を強調した。この応用は,現在のフラグメントベースの方法が複雑な環境における分子凝集体の電子構造の研究に有用であることを示している。Copyright 2019 The American Physical Society All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： くりこみ ,  偏光 ,  フラグメンテーション ,  準粒子 ,  近似法 ,  Green関数 ,  *分子系 ,  分極 ,  凝集 ,  価電子 ,  電子状態 ,  Coulombポテンシャル ,  正孔 ,  ポリアセン
準シソーラス用語： 局在化 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (1件)： 電子構造一般  (BM02010K)

物質索引 (1件)： ペンタセン

タイトルに関連する用語 (4件)： 大規模 ,  分子系 ,  フラグメント ,  開発