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J-GLOBAL ID：201902275326798074   整理番号：19A2556942

分子キラリティーの検出法

著者 (1件)： 奥野将成 (東大 大学院総合文化研究科)
資料名： 化学と教育  (Chemistry & Education)
巻： 67  号： 10  ページ： 472-473  発行年： 2019年10月20日 
JST資料番号： G0942A  ISSN： 0386-2151  CODEN： KAKYEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・酒石酸の光学分割から始まったキラリティ検出は,光と分子の相互作用から成り,ここではキラリティの検出法である円二色性や量子化学計算,最先端の検出法について紹介。
・円二色性は右回りと左回り偏光の照射で吸収スペクトルを測定する方法で,溶液中分子の絶対配置やエナンチオマー過剰率などの研究で利用しており,蛋白質の二次構造決定が可能。
・近年,量子計算ソフトによる振動二色性やラマン光学活性の,スペクトルの高精度な計算や,赤外光と可視光の試料への同時照射から得た和の振動数の光を用いた分光法も存在。

シソーラス用語： *性質 ,  *偏光測定 ,  光学分割 ,  絶対配置 ,  量子計算 ,  Raman分光分析 ,  光吸収スペクトル ,  タンパク質 ,  二次構造 ,  エナンチオマ過剰率 ,  *キラリティ ,  タンパク質二次構造 ,  円偏光二色分光法
準シソーラス用語： 円二色性分光法 ,  光学吸収スペクトル

分類 (2件)： 分子の幾何学的構造一般  (BH05021S) ,  偏光測定と偏光計  (BD07050K)

物質索引 (1件)： 酒石酸

引用文献 (5件)：

• 1) キラル化学,日本化学会 編,化学同人,2013.
• 2) 原田宣之,中西香爾,円二色性スペクトル,東京化学同人,1982.
• 3) 門出健次,谷口 透,分光研究 2016,65,137.
• 4) 海野雅司,生物物理 2014,54,39.
• 5) 奥野将成,石橋孝章,分光研究 2018,67,223.

タイトルに関連する用語 (3件)： 分子 ,  キラリティー ,  検出法