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J-GLOBAL ID:201902276202604050   整理番号:19A0152491

大気-波浪-海洋結合モデルによってシミュレートした減衰期の台風Lionrock(2016年)の強度変化に対する対流突発の関係

Relation of Convective Bursts to Changes in the Intensity of Typhoon Lionrock (2016) during the Decay Phase Simulated by an Atmosphere-Wave-Ocean Coupled Model
著者 (2件):
資料名:
巻: 96  号:ページ: 489-509  発行年: 2018年12月25日 
JST資料番号: G0095A  ISSN: 0026-1165  CODEN: JMSJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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台風Lionrock(2016年)は,北日本の太平洋岸に上陸した。興味深い出来事の一つは,8月31日の上陸前に連続した深い対流(対流突発,CBs)の発生であった。Lionrockは海面冷却(SSC)を経路にに沿って明白に誘起したにも拘わらず,Lionrockの台風強度の減衰が止まった。減衰期の台風強度変化に対するCBsの影響を検討するために,3kmメッシュの大気-波浪-海洋結合モデルを用いて数値シミュレーションを行った。結合モデルは,有意波高が高い周辺域からの近地表摩擦スパイラル流入を伴う台風の接線風の合流によって形成された近地表収束域の北のCBsの発生のシミュレーションに成功した。同時に,比較的速い移動速度と非対称の熱帯低気圧(TC)構造を維持した。SSCは台風の内核内の大気-海洋潜熱フラックスの低減をもたらしたが,下部対流圏の水平水蒸気フラックスは収束域周辺で強化された。CBsに関連した上向き水蒸気フラックスの局地的な発生は,上流側における中・上部対流圏の凝結加熱を強化した。これにより,上流側における下部対流圏気圧傾度が局所的に増加した。これは,減衰期においてさえも,シミュレートした台風強度減衰を止めるために有利であった。結合モデルの実行時に関する感度実験は,結合モデルが使用されない場合,台風前方の地表摩擦収束域周辺で鉛直水分フラックスとCBsの数が増加できることを示した。これは,中緯度の台風が,好都合な海洋条件下で最大地表風速を局所的に増加させ得ることを示唆した。CBsの数と分布は実際に海洋条件に敏感であり,低気圧経路シミュレーションと最大地表風速に影響を与えると考えられる。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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大規模擾乱,台風,大気重力波 
引用文献 (52件):

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