抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,テクニカルコミュニケーション(TC)教育者が大学生である学習者の TC 知識・能力を俯瞰でき,学習者は自らの TC 知識・能力を俯瞰できることを目的として,初等・中等教育における教育内容に含まれる TC 知識・能力を明らかにした.具体的には,テクニカルコミュニケーター専門課程において習得を求められる「知識と能力」と初等・中等教育の全教科における教育事項との比較・対応づけを行った.その結果,教科「情報」においては「企画・設計」,「情報アーキテクチャー」,「コンプライアンス」分野における TC 知識・能力が,教科「芸術」においては「デザイン・表現設計」,「異文化理解」分野における TC 知識・能力が教育内容に含まれていることなどがわかった.これにより,TC 教育者には学習者の知識と能力に配慮した効率よい TC 教育が可能となり,学習者は自らの知識と能力のうち,どれが TC 知識・能力につながるか理解し踏まえた上での有機的な学習が期待できる.(著者抄録)