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J-GLOBAL ID:201902276879434419   整理番号:19A0896226

基準品種を利用したデータ補完による北海道水稲の発育予測モデルのパラメータ作成

Parameter creation for a development prediction model of Hokkaido paddy rice by data supplementation using standard cultivars
著者 (6件):
資料名:
巻: 19  号:ページ: 25-32  発行年: 2019年04月10日 
JST資料番号: L4412B  ISSN: 1346-5368  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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イネの栽培管理を支援し,米生産を予測/評価するために,成長予測モデルを全国的に用いている。北海道でも開発予測モデルが使われている。発育指数(DVI)モデルは使いやすく,高い予測精度を持つ。しかし,DVIモデルは,「初期から中期」の早晩性を持つ4つのイネ品種に限られている。したがって,著者らは,北海道地域のために異なるレベルの早晩性を持つイネ栽培品種のDVI成長予測モデルのパラメータを準備した。開発予測モデルが栽培品種間の早晩性の差異を適切に予測できなかったので,著者らは準備中に問題点に遭遇した。これは系統的推定誤差により生じ,栽培品種間で異なる成長データの調査地域に依存した。解決策として,DVIモデルパラメータを作るために「基準品種」のデータを用いて栽培品種の成長データを補足した。北海道で栽培されているイネの発育段階における品種間の相関がほぼ1の勾配をもつ線形方程式によって表されるので,このことは可能であった。補足データを用いて作成されたDVIモデルにより,品種間の早晩性における差異を正確に予測することが可能になった。この方法は,開発データが調査地域に限られている栽培品種や利用できるデータがほとんどない新品種の開発予測モデルを作成するために有効である。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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稲作 
引用文献 (25件):
  • de Wit CT, Brouwer R, Penning de Vries FWT, 1970: The simulation of photosynthetic systems. Proceedings of International Biological Program/Plant Production Technical Meeting, 47-70.
  • 広田知良・濱嵜孝弘, 2015:気候変動に対応した水稲作付け指標改定の考え方. 北海道の農業気象67, 49-56.
  • 広田知良・山﨑太地・安井美裕・古川準三・丹羽勝久・根本 学・濱嵜孝弘・下田星児・菅野洋光・西尾善太, 2017: 気候変動による北海道におけるワイン産地の確立-1998年以降のピノ・ノワールへの正の影響-. 生物と気象17, 34-35.
  • 堀江 武・中川博視, 1990: イネの発育過程のモデル化と予測に関する研究 第1報 モデルの基本構造とパラメータの推定法および出穂予測への適用. 日本作物学会紀事59, 687-695.
  • Horie T, Nakagawa H, Ohnishi M, Nakano J, 1995: Rice production in Japan under current and future climates. In Modeling the impact of climate change on rice in Asia (ed. By Martthews RB et al.). CAB Intermational, Oxford, U.K., 143-164.
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