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J-GLOBAL ID:201902277066974132   整理番号:19A1176208

エトリンガイトの加熱脱水・再吸水によるAl結合状態の変化が水分吸着性状に及ぼす影響-Alの結合状態がエトリンガイトの二次生成に及ぼす影響の検討 その1-

EFFECT OF CHANGE OF Al BONDING STATE BY THERMAL DEHYDRATION AND REWETTING ON CHARACTERISTIC OF WATER ADSORPTION-CONSIDERING THE EFFECT OF Al BONDING STATE ON SECONDARY ETTRINGITE FORMATION NO.1-
著者 (4件):
資料名:
巻: 72  号:ページ: 40-47(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: U1105A  ISSN: 2187-3313  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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本研究では,構造内のS-O結合をC-O結合に変化させた炭酸型エトリンガイトを用いて,加熱脱水したエトリンガイトの再吸水に伴う水分吸着性状について検討した。その結果,炭酸型エトリンガイトは加熱脱水により非晶質化し,構造内の6配位Alが4配位および5配位へと変化した。また加熱脱水後にRH66%以上で再吸水した場合,Al配位数は6に戻り,再結晶化した。さらに,非晶質化した炭酸型エトリンガイトが再結晶化する際,大量の水分吸着が生じた。通常のエトリンガイトも同様の挙動を示したことから,エトリンガイト構造中の4配位や5配位のAlが6配位に変化する際に多量の水分を吸収して,エトリンガイトの膨潤が生じる可能性があるものと考察した。(著者抄録)
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分類 (1件):
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セメントの性質・分析 
引用文献 (15件):
  • 1) D. Heinz and U. Ludwig:Mechanism of subsequent Ettringite Formation in Mortars and Concretes After Heat Treatment, Proceedings of the 8th International Congress on Chemistry of Cement, pp.189-194(1986)
  • 2) C. Famy:Expansion of Heat-cured Mortar, Ph. D Thesis, Imperial College of Science, Technology and Medicine(1999)
  • 3) X. Ping and J. J. Beaudoin:Mechanism of sulfate expansion I. thermodynamic principle of crystallization pressure, Cement and Concrete Research, Vol.22, pp.845-854(1992)
  • 4) P. K. Mehta:Mechanism of expansion associated with ettringite formation, Cement and Concrete Research, Vol.3, pp.1-6(1973)
  • 5) 品川英斗ほか:モノサルフェートの前処理乾燥および共存物質の種類がエトリンガイト生成に及ぼす影響、セメント・コンクリート論文集、Vol.71、pp.109-116(2017)
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