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J-GLOBAL ID：201902277823240679   整理番号：19A1740173

MBTシステムによる都市ごみからのメタン発酵適物の回収およびバイオガス化技術に関する研究

Recovery of Material for Methane Fermentation from Municipal Waste and Biogasification Technology using a MBT System

著者 (6件)： 姫野修司 (長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻) ,  小松俊哉 (長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻) ,  笹渕晃洋 (長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻 (現在日本天然ガス(株) 鉱業部)) ,  伊藤圭汰 (長岡技術科学大学 環境社会基盤工学専攻) ,  北田誠 ((株)大原鉄工所,技術本部) ,  高橋倫広 ((株)大原鉄工所,技術本部)
資料名： 廃棄物資源循環学会論文誌(Web)  (Journal of the Japan Society of Material Cycles and Waste Management (Web))
巻： 29  ページ： 227-239(J-STAGE)  発行年： 2018年 
JST資料番号： U1367A  ISSN： 1883-5899  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本では一般可燃ごみの多くは焼却処理されているが,焼却処理に伴う化石燃料の消費量削減やちゅう芥類のバイオマスとしての利活用の必要性から,一般可燃ごみ中のちゅう芥類のエネルギー利用技術が求められている。本研究では,廃棄物の機械的・生物的処理 (Mechanical-Biological Treatment: MBT) として機械選別とメタン発酵システムの技術開発を行い,実ごみによる機械選別試験とメタン発酵試験を実施した。 その結果,粒度選別,破砕選別を行うことで,一般可燃ごみから高精度にちゅう芥類を発酵適物として回収可能であることを確認し,回収した発酵適物は中温メタン発酵処理を行うことで発酵適物 1 tonあたり150 Nm³ 程度のバイオガスが安定的に回収可能であることを明らかにした。また,ちゅう芥類回収後の燃焼適物の低位発熱量は回収前と比較して 1.7 倍向上することを示した。(著者抄録)

シソーラス用語： *都市ごみ ,  *メタン発酵 ,  バイオマス ,  生物エネルギー ,  廃棄物処理 ,  バイオガス ,  *生産 ,  ごみ ,  *食品廃棄物
準シソーラス用語： MBTシステム ,  *バイオガス製造 ,  厨芥類

著者キーワード (10件)： 都市ごみ ,  MBT ,  メタン発酵 ,  バイオガス ,  燃焼適物 ,  municipal waste ,  MBT ,  methane fermentation ,  biogas ,  combustible materials

分類 (2件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y) ,  ごみ処理  (SC05030O)

引用文献 (20件)：

• 1) 環境省:広域化・長寿命化,廃棄物処理施設長寿命化総合計画作成の手引き (ごみ焼却施設編) 平成27年3月改定,http://www.env.go.jp/recycle/waste/3r_network/7_misc/gl-ple_prov.pdf ( 閲覧日2017年3月30日)
• 2) 農林水産省:新たな「バイオマス活用推進基本計画」の決定について,http://www.maff.go.jp/j/press/shokusan/bioi/attach/pdf/160916-1.pdf ( 閲覧日2017年3月30日)
• 3) 古市 徹,谷川 昇,石井一英:ヨーロッパにおけるWaste To Energy の動向,廃棄物学会誌,第18巻,第3号,pp.172-181 (2007)
• 4) 吉川克彦,角田芳忠:欧州におけるMBT技術動向と事例紹介,廃棄物資源循環学会誌,第27巻,第5号,pp.325-332 (2016)
• 5) 高岡好和,河村公平,角田芳忠:南但地域における可燃ごみのバイオガス化と焼却のコンバインドシステム,廃棄物資源循環学会誌,第25巻,第1号,pp.36-42 (2014)

タイトルに関連する用語 (5件)： MBT ,  都市ごみ ,  メタン発酵 ,  バイオガス ,  研究