文献

J-GLOBAL ID：201902277827170756   整理番号：19A2006358

プラズマ物理からみた地震前電離層電子密度変化の研究

著者 (4件)： 古河裕之 (レーザー技術総合研) ,  山中千博 (大阪大 理) ,  奥村暢朗 (コンポン研) ,  杉浦繁貴 (コンポン研)
資料名： ILT年報  (Annual Progress Report. Institute for Laser Technology)
巻： 2017  ページ： 42-47  発行年： 2017年07月 
JST資料番号： J0650A  ISSN： 1340-6167  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・2011年東北地方太平洋沖地震のとき,北大の日置は,GPS-TECの手法により,地震発生の40分前から震源上空の電離層電子密度の上昇を観測。
・この現象を説明するため,大地震発生前の電離層の電子密度変化を記述するプラズマ物理に基づいたシミュレーションコードを開発。地殻の圧力変化に伴って地殻の電気分極が変化すれば,分極電荷による電磁場が発生し,電離層の電子密度分布が影響されると想定。
・1流体モデルを使って,基礎方程式を導出し,空間2次元,速度3次元,電場3次元,磁場3次元のシミュレーションコードを作成。岩盤上の電荷による電場と磁場をBiot-Savartの法則による求め,プラズマの運動を決定。震源域上空で電子密度の増大を観測。

シソーラス用語： 大地震 ,  電離層 ,  GPS ,  *電離層擾乱 ,  *地震先行現象 ,  発震機構 ,  核形成 ,  計算機コード ,  数 ,  物理学 ,  計算機シミュレーション
準シソーラス用語： シミュレーションコード ,  プラズマ物理 ,  震源核形成 ,  全電子数 ,  *東北地方太平洋沖地震

分類 (2件)： 電離層・熱圏  (DC04050O) ,  地震学一般  (DC03020A)

引用文献 (5件)：

• Heki, K. Geophys. Res.Lett. 38. L17312. (2011)
• Heki, K and Y. Enomoto, J. Geophys. Res. Space Phys., 120, 7006-7020, (2015)
• J. D. Huba, G. Joyce, and J. A. Fedder: ‘Sami2 is Another Model of the Ionosphere (SAMI2) A new low-latitude ionosphere model' J. Geophys. Res. 105, No. A10, 23,035-23,053, OCTOBER 1, 2000.
• 西川恭冶、大林康二、若谷誠宏;「連続流体物理学」朝倉現代物理学講座-9。
• 平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震による強震動:防災科学技術研究所

タイトルに関連する用語 (5件)： プラズマ物理 ,  地震 ,  電離層 ,  電子密度 ,  研究