抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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汚染物質放出と輸送規制(PRTR)は,企業が環境に放出される有害化学物質の量を報告し,公表する規制であり,そこでは物質がどこから来て,それがどれだけ移動しているかについて記する。1996年に,OECDはPRTRの実施を示唆し,OECDの加盟国はそれを実行した。日本では,PRTRは1999年に採択され,2001年以来実施されている。各国のPRTRにはいくつかの違いがある。米国では,主に地域市民に対する「知る権利」を保護すること,欧州では環境対策に対する情報の提供が強調されている。OECDは多様な重要性を認識し,各国がステータスホールダーと同意し,規制を実施することを求めている。本論文では,政府でのPRTR政策決定のプロセスと国会における法律に関する議論のプロセスを経時的に分析し,日本におけるPRTR導入プロセスの特徴を指摘した(翻訳著者抄録)