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J-GLOBAL ID：201902280221075242   整理番号：19A0785915

胚致死は脊椎動物胚の砂時計様保存を説明するのに十分ではない【JST・京大機械翻訳】

Embryonic lethality is not sufficient to explain hourglass-like conservation of vertebrate embryos

著者 (7件)： Uchida Yui (Department of Biological Sciences, University of Tokyo, Tokyo, Japan) ,  Uesaka Masahiro (Department of Biological Sciences, University of Tokyo, Tokyo, Japan) ,  Yamamoto Takayoshi (Department of Biological Sciences, University of Tokyo, Tokyo, Japan) ,  Takeda Hiroyuki (Department of Biological Sciences, University of Tokyo, Tokyo, Japan) ,  Takeda Hiroyuki (Universal Biology Institute, University of Tokyo, Tokyo, Japan) ,  Irie Naoki (Department of Biological Sciences, University of Tokyo, Tokyo, Japan) ,  Irie Naoki (Universal Biology Institute, University of Tokyo, Tokyo, Japan)
資料名： EvoDevo (Web)  (EvoDevo (Web))
巻： 9  号： 1  ページ： 7  発行年： 2018年 
JST資料番号： U7053A  ISSN： 2041-9139  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 形態的多様化としばしば関連する動物進化の間の発生変化における一般的傾向を理解することは,進化的発生生物学における中心的問題である。最近の比較トランスクリプトーム研究により,中期胚期の遺伝子発現プロファイルは,初期または後期のそれらより進化的に保存される傾向があることを明らかにした。脊椎動物,節足動物および線虫のような種々の動物群において発生過程の砂時計様発散が示されているが,この中期胚保存に至る正確な機構は明らかにされていない。1つの可能性は,中期胚期(脊椎動物における咽頭期)が胚致死性に対して高い傾向があり,結果としての負の選択がこの相の進化的保存をもたらすことである。ここでは,2種類の摂動を受けた脊椎動物胚の3種の異なる種の致死表現型の速度を測定することにより,この「中胚致死仮説」を試験した。ゼブラフィッシュ(Danio rerio),アフリカclaカエル(Xenopus laevis),ニワトリ(Gallus gallus)胚を一過性摂動,すなわち熱ショックと阻害剤処理により,3つの発生期(初期(胞胚と原腸),咽頭,後期)において,初期段階が全3種で致死表現型の最高率を示した。この結果は遺伝的突然変異による摂動により確認された。ゼブラフィッシュとアフリカのclafroカエルにおけるUV照射により誘導された野生型胚と胚の生存率を追跡することにより,生存率の最も高い減少はこれら両種において特に原腸形成周辺の初期段階にあることを見出した。「中胚致死仮説」に対して,著者らの結果は一貫して,最も高い致死率を有する段階は保存された咽頭期の周辺ではなく,試験した全ての脊椎動物種において初期期間の周辺ではないことを一貫して示した。これらの結果は,胚致死による負の選択が動物胚の砂時計様保存を説明できないことを示唆する。これは,初期および後期段階に対する陽性選択の多様化効果および中期胚段階の保存に導く発生的制約のような代替機構の潜在的寄与を強調する。Copyright 2019 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： ゼブラフィッシュ ,  *動物 ,  生存率 ,  突然変異 ,  トランスクリプトーム ,  咽頭 ,  遺伝 ,  *脊椎動物 ,  多様化 ,  表現型 ,  野生型 ,  アフリカ ,  モデリング ,  摂動 ,  線形動物 ,  無脊椎動物
準シソーラス用語： 線虫類 ,  中期 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 開発保全 ,  砂時計モデル ,  系統型周期 ,  致死性 ,  咽頭期

分類 (2件)： 発生と分化  (EJ16020W) ,  進化論一般  (EC03010Q)

引用文献 (62件)：

• Developmental mechanisms at the origin of morphological novelty: a side-effect hypothesis; Evolutionary innovations; 1990; 99-130; CR1; GB Müller; citation_publisher=Univ Chicago Press
• J Linn Soc Lond Zool; The theory of recapitulation: a critical re-statement of the biogenetic law; W Garstang; 35; 232; 1922; 81-101; 10.1111/j.1096-3642.1922.tb00464.x; citation_id=CR2
• Order in living organisms: systems analysis of evolution; 1978; CR3; R Riedl; citation_publisher=Wiley
• Integrating scientific disciplines; 1986; CR4; WC Wimsatt; citation_publisher=Martinus Nijhoff
• Uber Entwickelungsgeschichte der Thiere: Beobachtung und Reflektion; 1828; CR5; KE Baer; citation_publisher=Königsberg

タイトルに関連する用語 (4件)： 胚 ,  脊椎動物 ,  保存 ,  説明