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J-GLOBAL ID：201902280559260135   整理番号：19A0995477

高速走査熱量測定により調べたポリ(フッ化ビニリデン)の結晶化と融解挙動 Hoffman-Weeks,Gibbs-Thomsonおよび熱Gibbs-Thomsonプロット【JST・京大機械翻訳】

Crystallization and melting behaviors of poly(vinylidene fluoride) examined by fast-scan calorimetry: Hoffman-Weeks, Gibbs-Thomson and thermal Gibbs-Thomson plots

著者 (4件)： Toda Akihiko (Graduate School of Integrated Arts and Sciences, Hiroshima University, Higashi-Hiroshima, 739-8521, Japan) ,  Taguchi Ken (Graduate School of Integrated Arts and Sciences, Hiroshima University, Higashi-Hiroshima, 739-8521, Japan) ,  Kono Gaku (Graduate School of Sciences and Technology for Innovation, Yamaguchi University, Yamaguchi, 753-8512, Japan) ,  Nozaki Koji (Graduate School of Sciences and Technology for Innovation, Yamaguchi University, Yamaguchi, 753-8512, Japan)
資料名： Polymer  (Polymer)
巻： 169  ページ： 11-20  発行年： 2019年 
JST資料番号： D0472B  ISSN： 0032-3861  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリ(フッ化ビニリデン)に対する小角X線散乱(SAXS)と広角X線回折(WAXD)を組み合わせた高速走査熱量測定(FSC)により,鎖折畳み高分子結晶の結晶化と融解挙動を調べた。T_cにおいて等温的に形成されたラメラ結晶の融点を,加熱速度依存性の観点からFSCによって測定し,ゼロ加熱速度T_Mにおける融点の決定のための融解速度論のモデリングに基づいて較正した。T_cに対するT_MのHoffman-Week(H-W)プロットは,30Kより広いT_c範囲にわたって線形直線上にあり,α形の鎖拡張無限サイズ結晶の平衡融点T_M~0≒200°Cを示唆した。一方,SAXSによって決定された結晶性ラメラ厚さd_cを利用すると,T_MとT_cのGibbs-Thomson(G-T)プロットにおける融解と結晶化線の両方は,それぞれ(d_c)~-1に対して線形直線から著しくずれることがわかった。T_Mの変化とFSCによる融解Δh_fsの比熱に関する長時間等温アニーリングにおける結晶化の二次段階を調べることにより,T_Mの熱的G-TプロットはH-WプロットとT_c依存折畳み表面自由エネルギーσ_eにより決定されるT_M0の信頼性を確認し,それはG-Tプロットにおける湾曲融解と結晶化線をもたらす。さらに,長時間等温アニーリングにおいて,SAXSによるd_cの変化とWAXDによる結晶子サイズは,準安定鎖折畳み高分子結晶の厚化と完全化による二次段階におけるT_MとΔh_fsの増加の分子起源を確認した。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 融点 ,  *走査 ,  速度依存性 ,  *高速度 ,  *結晶化 ,  加熱速度 ,  小角X線散乱 ,  速度論 ,  焼なまし ,  *結晶 ,  *熱量測定 ,  結晶度 ,  折畳み ,  *ポリフッ化ビニリデン ,  モデリング

分類 (1件)： 高分子固体の構造と形態学  (CG02022M)

タイトルに関連する用語 (5件)： 熱量測定 ,  フッ化ビニリデン ,  結晶化 ,  融解挙動 ,  プロット