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J-GLOBAL ID:201902281269506454   整理番号:19A1328307

アスチルベ(Astilbe × Arendsii Arends)切花の寿命と生理に及ぼすトレハロースとスクロースの影響

Effects of Trehalose and Sucrose on the Vase Life and Physiology of Cut Astilbe (Astilbe × arendsii Arends) Flowers
著者 (7件):
資料名:
巻: 88  号:ページ: 276-283(J-STAGE)  発行年: 2019年 
JST資料番号: F0626A  ISSN: 2189-0102  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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寿命の短い多くの小花から成る,切花Asilbe infloscens(Astilbe×arendsii)の収穫後生理学を,それらの花の寿命を延長するための処理に対応して研究した。0.3μL・L-1での7時間の外因性エチレン処理は,5つの栽培品種の花序または葉の老化に影響を及ぼさず,2時間の0.2mMのチオ硫酸銀は3つの品種の花序の品質を改善せず,これはエチレンがアスチルベ花弁における老化のための重要な因子ではないことを示した。2%ショ糖または2%トレハロース溶液による連続処理は,5つのアスチルベ栽培品種の1つまたは2つの切花の寿命をそれぞれ延長した。6%ショ糖と組み合わせた2%トレハロースによるパルス処理は,全可溶性糖含量を11.4から57.6mg・g-1 FWに増加させ,品種「Gloria Purpurea」における収穫後2日(DAH)で15.3から28.4μmol CO2・h-1・g-1 FWの呼吸速度を増加させた。しかしながら,パルス処理の効果は4DAHで減少し,寿命を4.0日から最大5.6日まで延長し,パルス処理が糖含量と呼吸活性を維持するのに不十分であることを示唆した。6%ショ糖による連続処理は,4.3から10.0日へ花の寿命を延長し,8DAHにおいて小花の彩度(C*)値を28.7から54.9へ上げた。2%トレハラーゼ+4%スクロースによる連続処理は,寿命を11.5日まで著しく延長し,8DAHにおいてC*値を53.9に増加させた。立体顕微鏡観察で,2%トレハラーゼ+4%スクロースによる連続処理は,9DAHにおける対照の花におけるそれらに比べ,花弁,スタイル,フィラメントおよび花托のより鮮明なピンク色を維持した。2%トレハロースおよびトレハロース代謝活性の強力な阻害剤である30μMバリダマイシンAとの併用処理は,小花の激しいしおれと葉の壊死スポットを誘導した。外因性トレハロースは,アスチルベ切花におけるトレハロース代謝活性によって加水分解される可能性がある。これらの結果は,トレハロースおよびスクロース溶液による連続処理が,切花の発育および老化遅延を維持するために有効であることを示唆している。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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花き・花木  ,  植物生理学一般  ,  植物に対する影響 
物質索引 (4件):
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引用文献 (23件):
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