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J-GLOBAL ID：201902281663979171   整理番号：19A0009850

銅媒染染色布によるエタンチオール除去に対する湿度の影響

The effect of humidity on ethanethiol removal by copper mordant dyed fabric

著者 (1件)： 雨宮敏子 (お茶の水女大)
資料名： におい・かおり環境学会誌  (Journal of Japan Association on Odor Environment)
巻： 49  号： 6  ページ： 375-378  発行年： 2018年11月25日 
JST資料番号： S0864A  ISSN： 1348-2904  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 銅媒染染色綿布のエタンチオール除去性に対する測定系の湿度の影響を調べることを目的とした。測定系の湿度を制御し,気体検知管法およびガスクロマトグラフ法により,調製した試料布のエタンチオール除去過程を継時的に測定した。その結果,系の相対湿度が高いほど除去性が向上することがわかった。布に担持した銅の酸化作用を利用したエタンチオール除去において,銅周辺の水が反応性に大きく寄与することが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *布 ,  *脱臭 ,  *銅 ,  *チオール ,  酸化 ,  分解反応 ,  脱臭剤 ,  含水量 ,  水分依存性 ,  *染色布 ,  酸化分解 ,  脂肪族化合物

分類 (1件)： 繊維化学・分析  (YM02030D)

物質索引 (1件)： エタンチオール

引用文献 (10件)：

• 雨宮敏子,仲西 正: 媒染染色した綿布と羊毛布のエタンチオール消臭速度, 繊維学会誌, 70(7), 145-151, (2014).
• Amemiya, T. and Nakanishi, N.: Deodorization for Ethanethiol by Cotton and Wool Fabrics Mordant Dyed with Congo Red and Copper (II) Sulfate, Textile Research Journal, 88 (9), 1056-1064, (2018). (DOI: 10.1177/0040517517693975, First Published 2017.)
• 小林泰子,小島麻希甫,白鳥聡美,雨宮敏子,仲西 正: 反応染料で媒染染色した綿布の消臭性, 第50回染色化学討論会講演要旨集, 繊維学会染色研究委員会, 5-8, (2011).
• 大饗 茂: (1982), 有機硫黄化学(反応機構編), 化学同人.
• Cullis, C. F., Hopton, J. D. and Trimm, D. L.: Oxidation of thiols in gas-liquid systems. I. Reaction in the absence of added metal catalysts, J. Appl. Chem., 18 (11), 330-335, (1968).

タイトルに関連する用語 (5件)： 銅 ,  媒染 ,  染色布 ,  エタンチオール ,  湿度