文献
J-GLOBAL ID:201902283100711815   整理番号:19A1562974

パゾパニブは活性代謝物SN-38のUGT1A1仲介グルクロン酸化を阻害するが,OATP1B1介在性肝取り込みを阻害することによりイリノテカンと相互作用する【JST・京大機械翻訳】

Pazopanib interacts with irinotecan by inhibiting UGT1A1-mediated glucuronidation, but not OATP1B1-mediated hepatic uptake, of an active metabolite SN-38
著者 (9件):
資料名:
巻: 83  号:ページ: 993-998  発行年: 2019年 
JST資料番号: W4134A  ISSN: 1432-0843  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
パゾパニブは,経口的に活性な多標的チロシンキナーゼ阻害剤である。以前のフェーズI研究により,イリノテカンによるパゾパニブの同時投与は,イリノテカンの活性代謝産物SN-38に対する血しょう中濃度-時間曲線(AUC)下面積を増加させることを示した。薬物-薬物相互作用の基礎となる可能性のある機構を明らかにするため,著者らは,SN-38の解毒と肝臓取り込みに関与するUDP-グルクロノシルトランスフェラーゼ(UGT)1A1と有機アニオン輸送ポリペプチド(OATP)1B1を阻害するためのパゾパニブの可能性を調べた。ヒト肝ミクロソーム(HLM)および組換えヒトUGT1A1およびOATP1B1を安定にトランスフェクトしたHEK293細胞を用いて,それぞれグルクロン酸抱合に対するパズパニブの阻害効果およびSN-38の肝臓取り込みを評価した。酵素源(K_i,u値)への非特異的結合に対して補正された阻害定数を推定するために速度論的解析を行った。SN-38グルクロン酸抱合の濃度依存性阻害は,HLMと組換えヒトUGT1A1実験で観察された:パゾパニブは,HLM(K_i,u=1.6±0.05μM)と組換えヒトUGT1A1(K_i,u=0.69±0.02μM)によるSN-38グルクロン酸抱合を非競合的に阻害した。K_i,u値を用いて推定されたSN-38AUCにおけるPazopanib誘導の増加は,イリノテカンとパゾパニブの両方を受けたフェーズI研究の患者において観察されたそれらに匹敵した。そのような結果は,薬物-薬物相互作用がUGT1A1の阻害により少なくとも部分的に仲介されることを示唆する。対照的に,パゾパニブは60μMまでの濃度でOATP1B1仲介SN-38取り込みを阻害しなかった。結果は,パゾパニブがUGT1A1仲介SN-38グルクロン酸抱合を阻害するが,OATP1B1仲介SN-38取り込みを阻害しないことを示した。Copyright 2019 Springer-Verlag GmbH Germany, part of Springer Nature Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
, 【Automatic Indexing@JST】
分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
酵素一般 

前のページに戻る