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J-GLOBAL ID：201902283736344699   整理番号：19A2431791

リスクの受容を巡る保護価値と理解の錯覚に関する研究-高レベル放射性廃棄物処分場の立地問題に関するシナリオ実験-

Protected Values and Illusion of Understanding around Risk Acceptance: A Vignette Experiment of the Construct of a Disposal Facility of High Level Radioactive Waste

著者 (2件)： 羽鳥剛史 (愛媛大学社会共創学部) ,  SETIAWAN Irwan (愛媛大学大学院理工学研究科)
資料名： 日本リスク研究学会誌  (Japanese Journal of Risk Analysis)
巻： 29  号： 1  ページ： 51-58(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： L2237A  ISSN： 0915-5465  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 人はしばしばそれらの値を絶対的に見なし,他の値によるトレードオフからそれらを保護することを試みる。これらの保護価値(PVs)は,リスク受容に関する地域的コンセンサス構築を困難にする可能性がある。著者らは,公共政策のためにリスクを拒否しているPVsを持つ人々は,彼らが知っていると考えるよりも政策について理解がより少ないという錯覚を持っていると仮定した。高レベル放射性廃棄物の処分施設の建設問題に焦点を当てて,本研究では,それら自身の理解のPVsと自己評価における変化に及ぼす施設に関する内省的機会の提供の影響を調べた。実験作業を通して,彼ら自身の理解のPVsと自己評価を保持する両方の傾向が減少することを示した。結果は,彼らが政策を理解しないことを理解するようになり,PVsの強い態度は中程度である傾向があることを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 高レベル廃棄物 ,  *放射性廃棄物処分施設 ,  *受容 ,  政策 ,  理解 ,  意思決定 ,  価値 ,  *リスク評価 ,  錯覚
準シソーラス用語： *リスク受容 ,  公共政策 ,  コンセンサス ,  保護価値

著者キーワード (8件)： 保護値 ,  理解の幻想 ,  リスク受容 ,  高レベル放射性廃棄物処分施設 ,  保護値 ,  理解の幻想 ,  リスク受容 ,  高レベル放射性廃棄物処分施設

分類 (1件)： 社会問題  (MA01070S)

引用文献 (19件)：

• 青木俊明 (2006) 胆沢ダム建設に対する一般市民の賛否態度の形成構造-公正理論を用いた実証分析-, 都市計画学論文集,41, 761-766.
• Baron, J. (2008) Thinking and Deciding (4th ed). New York: Cambridge University Press.
• Baron, J., and Leshner, S. (2000) How serious are expressions of protected values. Journal of Experimental Psychology 6, 183-194.
• Baron, J., and Spranca, M. (1997) Protected values. Organizational Behavior and Human Decision Processes 70, 1-16.
• Everson, H. T., and Tobias, S. (1998) The ability to estimate knowledge and performance in college: A metacognitive analysis. Instructional Science 26, 65-79.

タイトルに関連する用語 (11件)： リスク ,  受容 ,  価値 ,  理解 ,  錯覚 ,  研究 ,  高レベル放射性廃棄物 ,  処分場 ,  立地問題 ,  シナリオ ,  実験