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J-GLOBAL ID：201902284565335432   整理番号：19A1306882

胎児ウシ血清は癌幹細胞マーカーの発現増加を伴うヒト膵臓癌球の大きさを拡大する【JST・京大機械翻訳】

Fetal bovine serum enlarges the size of human pancreatic cancer spheres accompanied by an increase in the expression of cancer stem cell markers

著者 (6件)： Sasaki Norihiko (Research Team for Geriatric Medicine (Vascular Medicine), Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology, Tokyo, 173-0015, Japan) ,  Toyoda Masashi (Research Team for Geriatric Medicine (Vascular Medicine), Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology, Tokyo, 173-0015, Japan) ,  Hasegawa Fumio (Division of Aging and Carcinogenesis, Research Team for Geriatric Pathology, Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology, Tokyo, 173-0015, Japan) ,  Fujiwara Masakazu (Department of Molecular Pathophysiology, Institute of Advanced Medical Science, Nippon Medical School, Kanagawa, 211-8533, Japan) ,  Gomi Fujiya (Division of Aging and Carcinogenesis, Research Team for Geriatric Pathology, Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology, Tokyo, 173-0015, Japan) ,  Ishiwata Toshiyuki (Division of Aging and Carcinogenesis, Research Team for Geriatric Pathology, Tokyo Metropolitan Institute of Gerontology, Tokyo, 173-0015, Japan)
資料名： Biochemical and Biophysical Research Communications  (Biochemical and Biophysical Research Communications)
巻： 514  号： 1  ページ： 112-117  発行年： 2019年 
JST資料番号： B0118A  ISSN： 0006-291X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 膵管腺癌(PDAC)は膵臓癌の主要な組織型であり,その攻撃的な増殖,高い転移率,および再発により死亡率が高い最も致死的な癌の1つである。癌幹細胞(CSC)に関する最近の研究は,悪性増殖,高転移率,および再発が,自己再生,分化,および駆動腫瘍形成に対するCSCの能力によって引き起こされる可能性があることを示唆した。したがって,CSCはPDACの治療標的として期待される。PDAC細胞を含む癌細胞の球形成アッセイは,濃縮CSCsを同定し分離するために,無血清培地を含む上皮成長因子と線維芽細胞増殖因子-2を用いて一般的に行われる。最近,著者らは,胎児ウシ血清含有培地で培養したPDAC球が,増殖因子含有培地で培養した球体と形態学的に類似していることを観察した。本研究では,無血清培地または血清含有培地を含む増殖因子において,2つのPDAC細胞系,PANC-1およびPK-1を培養し,電子顕微鏡法によって詳細に形成された球の形態を比較し,主要なCSCマーカー遺伝子の発現を調べた。両方のPDAC細胞は培地を含む培地よりも血清を含む培地でより大きな球を形成した。PK-1細胞は,血清を含む培地において,より形態学的に分化した球を形成した。ほとんどのCSCマーカーの発現レベルは,接着条件下で培養された細胞よりも両培養培地において2つのPDAC細胞の球において高かった。培地を含む増殖因子で培養したPDAC球のCSCマーカーの発現レベルは,血清を含む培地で培養した球のそれより必ずしも高くはなかった。これらの知見は,CSCsの豊富な大型PDAC球が形成される血清含有培地を用いた球形成アッセイが,CSCsの特性を解読し,PDACに対する抗CSC療法を開発するために有用であることを示唆する。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 無血清培地 ,  死亡率 ,  *膵臓腫瘍 ,  *血清 ,  治療法 ,  *ヒト ,  腫瘍細胞 ,  モルフォロジー ,  腫瘤形成 ,  成長因子
準シソーラス用語： 治療標的 ,  自己再生 ,  *腫瘍幹細胞 ,  転移率 ,  *ウシ胎児血清 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 膵臓癌 ,  球 ,  走査型電子顕微鏡/SEM ,  透過型電子顕微鏡/TEM ,  癌幹細胞

分類 (3件)： 腫ようの化学・生化学・病理学  (GE02030N) ,  細胞生理一般  (EF02010S) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (6件)： 胎児ウシ血清 ,  癌幹細胞マーカー ,  発現 ,  ヒト ,  膵臓癌 ,  拡大