文献

J-GLOBAL ID：201902284662972202   整理番号：19A0610717

α-Al₂O₃Σ13粒界における2種類の安定構造の原子分解能観察

Atomic Scale Observation of Two Kinds of Stable Structures in α-Al₂O₃Σ13 Grain Boundary

著者 (5件)： 石原佐季 (東京大学大学院工学系研究科) ,  栃木栄太 (東京大学大学院工学系研究科) ,  石川亮 (東京大学大学院工学系研究科) ,  柴田直哉 (東京大学大学院工学系研究科) ,  幾原雄一 (東京大学大学院工学系研究科)
資料名： まてりあ  (Materia Japan)
巻： 58  号： 2  ページ： 91(J-STAGE)  発行年： 2019年 
JST資料番号： F0163A  ISSN： 1340-2625  CODEN： MTERE2  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・97%Ar+3%H₂雰囲気中の熱拡散接合を用いα-Al₂O₃Σ13[1210](1014)双結晶を作製。
・本研究では,双結晶の収差補正STEM観察により,粒界形成時のガス雰囲気と粒界原子構造の相関を検討。
・粒界領域から得られた原子分解能環状暗視野/明視野-STEM像から,a)構造では,Al原子が粒界を中心に鏡面対称に配列しているのに対して,b)構造では,Al原子は鏡面対称位置から半周期ずれた位置に配列していることが確認。
・前述のa)構造は,第一原理計算で二番目にエネルギーが低いと予測されている準安定構造,b)構造は最安定構造と良く一致することを確認。

シソーラス用語： *αアルミナ ,  *安定構造 ,  アルゴン ,  水素 ,  雰囲気 ,  双結晶 ,  *双晶境界 ,  拡散接合 ,  分解能 ,  収差補正 ,  透過型走査電子顕微鏡 ,  電子顕微鏡観察 ,  視野 ,  計算 ,  *原子構造 ,  結晶粒界
準シソーラス用語： 暗視野 ,  原子分解能 ,  準安定構造 ,  第一原理計算 ,  明視野

著者キーワード (3件)： STEM (scanning transmission electron microscopy) ,  alumina (α-Al₂O₃) ,  grain boundary

分類 (2件)： 金属の格子欠陥  (BK12030F) ,  金属組織観察法  (WB01010R)

引用文献 (1件)：

• (1) S. Azuma, N. Shibata, S. D. Finslay, T. Mizoguchi, T. Yamamoto and Y. Ikuhara: Philos. Mag. Lett., 90(2010), 539-546.

タイトルに関連する用語 (5件)： α-AL2O3 ,  粒界 ,  安定構造 ,  原子分解能 ,  観察