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J-GLOBAL ID：201902285878463611   整理番号：19A0773395

オンライン処理とバッチ処理のファイルI/Oの特徴を生かして処理負荷を分散制御する入出力制御法

著者 (4件)： 田辺雅則 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  横山和俊 (高知工科大) ,  長尾尚 (岡山大 大学院自然科学研究科) ,  谷口秀夫 (岡山大 大学院自然科学研究科)
資料名： 情報処理学会研究報告(Web)  (IPSJ Technical Report (Web))
巻： 2019  号： CSEC-84  ページ： Vol.2019-CSEC-84,No.12,1-8 (WEB ONLY)  発行年： 2019年02月25日 
JST資料番号： U0451A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 銀行のオンラインシステムに代表される業務システムでは,オンライン処理とバッチ処理が別計算機で実行される.しかし,計算機の処理能力向上とともに,計算機資源を十分に利用しない時間帯が生じ,分割損が生じている.そこで,両処理を同じ計算機で実行するシステム構成が可能である.しかし,このシステム構成においては,2つの処理の負荷を長期だけではなく短期にも時間的に分散させ,バッチ処理の負荷がオンライン処理の応答時間に悪影響を与えないようにすることが強く求められる.サービスの形態から,長期の時間的な負荷分散は可能であるが,短期の負荷分散は困難であり,プロセッサ利用優先度だけでは不十分である.そこで,本稿では,オンライン処理とバッチ処理のファイルI/Oの特徴として入出力データ長に着目したディスクI/O制御方式を述べ,評価結果を報告する.(著者抄録)

シソーラス用語： *入出力制御 ,  DOS【ソフトウェア】 ,  入出力 ,  *スケジューリング ,  オンライン処理 ,  バッチ処理 ,  分散制御 ,  負荷分散 ,  計算機ファイル ,  *磁気ディスク ,  トランザクション処理 ,  データ書込 ,  性能評価 ,  優先処理 ,  計算機リソース管理
準シソーラス用語： ファイルI/O ,  *ディスクI/O制御 ,  優先制御

分類 (1件)： オペレーティングシステム  (JD03020J)

引用文献 (16件)：

• 田辺雅則,横山和俊,長尾尚,乃村能成,谷口秀夫,“オンライン処理とバッチ処理が混在する環境におけるディスク I/O 制御方式,” 情報処理学会研究報告システムソフトウェアとオペレーティングシステム Vol. 2018-OS-143, No.4, 2018/5/14.
• Lan Huang and Tzi-cker Chiueh, “Implementation of a Rotation-Latency-Sensitive Disk Scheduler,” Technical Report ECSL-TR81, SUNY, Stony Brook University at New York, Mar. 2000.
• SitaramIyer and Peter Drushel, “Anticipatory scheduling: A disk scheduling framework to overcome deceptive idleness in synchronous I/O,” Proc. of 18th ACM Symposium on Operating Systems Principles, Oct. 2001.
• Paolo Valente and Fabio Checconi, “High Throughput Disk Scheduling with Fair Bandwidth Distribution,” IEEE Transactions on Computers, Vol. 59, No. 9, pp.1172-1186, Sep. 2010.
• 田邨 優人, 中島 耕太, 山本 昌生, 前田 宗則, “CPU処理と I/O処理の高速性を両立するI/O制御機構,” 情報処理学会研究報告, システムソフトウェアとオペレーティングシステム, Vol. 2017-OS-141, No. 22, 2017/7/19.

タイトルに関連する用語 (5件)： オンライン ,  バッチ処理 ,  ファイル ,  分散制御 ,  入出力制御