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J-GLOBAL ID：201902287140578829   整理番号：19A1446099

福島において採取された放射能汚染土壌の物理的化学的特性

Physical and Chemical Characterization of Radioactively Contaminated Soil Collected in Fukushima

著者 (5件)： 森田昌敏 (環境測定品質管理セ) ,  山岸晧彦 (環境測定品質管理セ) ,  山岸晧彦 (東邦大) ,  山下浩 (愛媛大 大学院理工学研究科) ,  佐藤久子 (愛媛大 大学院理工学研究科)
資料名： 環境放射能除染学会誌  (Journal of the Society for Remediation of Radioactive Contamination in the Environment)
巻： 7  号： 2  ページ： 115-122  発行年： 2019年06月27日 
JST資料番号： F1580A  ISSN： 2187-8382  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 福島第一原子力発電所の事故により発生した放射能汚染土壌を福島県内で採取し,その物理的,化学的特性の記述を試みた。土壌はケイ酸塩鉱物やアルミノケイ酸塩鉱物を主成分としているが,サンプリング地点によりその有機物組成等は多様に異なっていた。また放射性セシウムは,すでに報告されているように細粒分に多く含まれるが,いっぽうで腐葉土など比較的大きな粒度分に高濃度に含まれるケースもあった。化学的及びX線分析的には多くの土壌は類似しており,特定の岩石(元素)と放射性セシウムの関連を実際の土壌で見いだすことは困難であった。土壌の長期貯蔵や減容化に向けての分級処理や,高温での熱減量など減容化に向けて各種の物性情報が重要である。本稿では得られた情報について記載を試みている。(著者抄録)

シソーラス用語： *原子炉事故 ,  福島県 ,  *土壌汚染 ,  *放射能汚染 ,  セシウム同位体 ,  放射性同位体 ,  汚染土壌 ,  化学的性質 ,  物理的性質 ,  土壌 ,  物理化学的性質 ,  放射能汚染土壌 ,  *東電福島第一原子力発電所事故 ,  セシウム放射性同位体
準シソーラス用語： *福島第一原子力発電所事故 ,  放射性セシウム

分類 (3件)： 環境の汚染及び防止  (MB02030K) ,  土壌汚染  (FB04100T) ,  原子炉安全一般  (MD06010W)

引用文献 (10件)：

• 環境省:東京電力福島第一原子力発電所事故により放出された放射性物質汚染の除染事業誌(2018).https://www.env.go.jp/press/files/jp/108735.pdf(2018年7月閲覧).
• K. Adachi, M. Kajino, Y. Zaizen and Y. Igarashi: Emission of spherical cesium bearing particles from an early stage of the Fukushima nuclear accident. Sci. Rep., 3, e2554 (2013), DOI:10.1038/srep02554.
• B. L. Sawhney: Selective sorption and fixation of cations by clay minerals: A review. Clay Clay Miner., 20, 93-100 (1972).
• S. Almgren. M. Isaksson: Vertical migration studies of Cs-137 from nuclear weapons fallout and the Cherunobyl accident. J. Environ. Radioact., 91, 90-102 (2006).
• L. M. Kagan, V. B. Kadatsky: Depth Migration of Chernobyl originated Cs-137 and Sr-90 in soils of Belarus. J. Envion. Radioact., 33, 27-39 (1996).

タイトルに関連する用語 (5件)： 福島 ,  採取 ,  放射能汚染土壌 ,  物理 ,  化学的特性